ミッションを遂行せよ!
第10戦、イギリスはシルバーストーン。学校の授業の準備と、週末3日間の学会研究会の発表準備に忙殺されて、ゆっくりフリー走行を見る暇がなく、今回はDAZNもダイジェストでチェック。
■ガスリー、リセットしたか?
メディアの噂に翻弄されていたガスリー。前回のチームメイト優勝に触発されたか、アグレッシブな走りを見せてくれております。フリー走行初日ではラップリーダーに。予選でも5番グリッドをゲットしてヴェッテルの前に。フェルスタッペンと同じセッティングの効果か、遜色ない走りのように思えたので、決勝レースでちょっと期待したいところ。
■スマイルクレール!!!
いまひとつ調子の出ないヴェッテルとは逆に、フリー走行から終始安定した走りを見せていたルクレールは、メルセデス勢に続く3番グリッド。インタビューも久々に笑顔を見せてくれました。セカンドローからのスタートですが、高速コースのシルバーストーンは、今年のフェラーリには相性がいいはずなので、ストレートエンドでメルセデスをぶっちぎって、初表彰台センターを獲って欲しいものです(ひねくれものの僕なので、安易にハミルトンを応援してあげない)。
■ニンマリ、ボッタス
すっかりレーサーというより、どっかの司会者然となってるクルサードのほうに目がいっちゃいますが、見てください、このボッタス。バルセロナ以来のPPを、ライバル・ハミルトンのホームで「かっさらってやったぜ!」的なニンマリ顔。しかもハミルトンの4年連続PPをストップさせたのですから、喜び抑えきれず顔面から溢れ出ております(笑)
ハミルトンとのラップタイムは僅差ですが、Dポイント上では31ポイントの差が出来てしまっているボッタスにとっては貴重なグリッド。今週末、これまでの走りを見ていると、やや不安定なハミルトンに比べて、きっちり車をコントロールできている気がするので、やってくれるかもしれません、この男。
■シルバーストーンに雨は降るか?
いよいよ日本時間の今夜決勝ですが、現地の天気はどうなんでしょう? この二日間、気温は上がらず、風も強まってきていて、時折小雨もパラついていたシルバーストーン。天気予報を見る限り、30~50%の降水確率が19:00頃まで続きますが、その後は回復するようなので、決勝時間の22:00頃には問題なさそうです。ただ気温はどんどん下がっていく予報になっているので、路面の冷え込みが心配ですね。
予選の結果を見てみましょう。
今年の3強が相変わらず3列目まで独占で、.25秒台の中にズラリ。ヴェッテルにはいつものようにしたたかに前方を目指して欲しいところ。とはいえ、負けるなレッドブル!
ルノーもTOP10内に滑り込んで、リカルドは7番グリッド。そろそろ上位陣とのバトルに絡んでくれるようになると面白いのだけど、まだまだ先かなぁ・・・。
ノリスは今回も着実にQ3突破。サインツとの差がだんだん定番化してきている気がしますね。ポテンシャルを感じます。ランド君。記者会見ではハミルトンとメディアのやりとりに、笑い過ぎて涙を流していたと聞きましたが、どんな会見だったか見てみたい。
そしてモナコ以来?のアルボンQ3突破、おめでとう! アルボンのテクとアグレッシブさがあれば、ここから2ポジションくらいは上げられるはず。頑張ってほしい。
ヒュルケンブルグやクビアトがチームメイトのポジションに追いつけてないのが気になるねえ。
ハースはメインスポンサー、リッチエナジーの社長謀反事件で何やらドタバタしてますが、フリー走行ではグロージャンがまさかのピットロードでスピンとか、スマートじゃない事態が続発してますね。ピットリミッター解除したら、まだタイヤのグリップが低くてマシンが暴れちゃったらしいですが・・・グロージャン曰く「ちょっと恥ずかしい思いをした」そうです。まあ、そうだわな。
なんにせよ.26秒台に8台がひしめく第3グループの攻防にも注目です。
■ウィリアムズ50周年!
話は本題からそれますが、低迷中のウィリアムズ、今回のレースは50周年の記念レースだそうで、ピットにはフランク御大の姿が。正直、まだご存命だとは思ってませんでした・・・(;'∀') どちらかというとポッチャリして、現場現役時代より元気そう。表情は不機嫌そうだけど。
しかも、メインスポンサーのROKITから2023年までの契約延長をしてくれたようで、まだまだ頑張れるチャンスが生まれてきましたね。なんとか、ブイブイ言わしてた頃のチームに戻って、クレア姐さんを表彰台に上げて欲しい!
■女王陛下のレッドブル
レッドブルは、アストンマーティン絡みで今回スポットスポンサーに『007』が付いている模様。ピットからレーシングスーツからジェームズ・ボンド仕様になっているらしいですが、DAZNのこれまでの映像では確認できず(とはいってもフリー走行2回目、3回目はダイジェストしか見てないけど)。決勝前にいろいろ写りそうなので楽しみにしておきます。
▲車体側面の"007"の他に、フェルスタペンのマシンには『007 ゴールドフィンガー(1964年)』、ガスリーのマシンには『007 リビング・デイライツ(1987年)』のアストンマーティン V8のナンバープレートが追加されてるそうです。
トップ画像はプロモーション動画でアストンマーチンに乗るガスリーとタッペンです。このボンド仕様のダサいレーシングスーツも決勝で着るらしい(笑) 動画も面白いので見てみてください♪