【写真うつりの教科書について】
2018.10 パリスナップフォト
こんばんは。
写真家の秋月雅です。
このサイトの内容と、わたしについてお話しします。
秋月雅と写真うつりについて
たった一枚の写真で、人生が変わってしまった女がいます。
わたしです。
自分は今、世界一可愛いんじゃないかと思いながら挑んだ、ハタチの成人式の前撮り。
仕上がってきた写真に写るのは、「どすこい力士」のような自分の姿でした。
「わたしって、こんなもんなんだ」とひどく傷つき、自信を失いました。
それ以降、「写真」と言えば、自分のアラを探す道具となり、
傷つきたくないから極力うつらないようにし、
うっかり写ってしまったものならば細かいところまで粗探しをし、
「わたしってブスだな」と何十年も呪いをかけてきました。
秋月雅についてはこちらのページに気持ち悪いくらい細かく書いております。
簡単に言いますと、京都で活動する女性写真家です。
2019年現在、写真撮影を仕事にしてから5年目くらいです。
元はただの趣味で、フィルム写真で風景や花、日常などを撮影して、個展などをしていました。
人物(ほぼ一般女性)を撮るようになってから、「写真うつり」について研究し始めました。
2006年 写真嫌いを加速させた前撮り
そんなある日、お客さんにこう言われます。
「雅は写真に撮られないの?写真にうつるのが上手なカメラマンに、撮られたい」的なことを。
頑なに拒否してきた「写真にうつる」ということに、自分が向き合うことになったのです。
自分を使って。
そこから、写真うつりに関するレッスンにいったり、写真撮影のサービスを受けたりするようになりました。
あとは、写真好きの夫に、どこに行っても写真を撮ってもらうようにしました。
2019 京都
そんな生活を続けている中で、あることに気がつきます。
確かに、おブスでどうしようもない写真も撮れる。
でも、
これは・・・!と思うような写真も、撮れることがあるといういうことに。
自分の写真に、ときめくんです。
わ〜、このわたし、かわいいやん。🤗と。笑
2015.10 HANANINGEN 札幌
絶対にありえなかった「写真にうつる」ことが
楽しいと思うようになりました。
こんな自分がいるんだ!素敵に写れるんだ!
そんな自分の写真たちは、宝物のように思えて、コレクションするようになりました。
撮影時のドキドキとワクワク、データを見たときのワクワクとガッカリとときめき。
そのときめきを、写真にうつる楽しさを
クライアントさんに体験してもらいたい!と強く思うようになりました。
そうして、
コンプレックス過多な写真嫌いの女性として、
また、女性を撮影するカメラマンとして、
どうしたら、写真うつりが悪いのを改善できるのかいつも考えて、
「写真にうつる」ということとずっと向き合う日々を過ごしてきました。
それが、秋月雅です。
よろしくお願いします。
写真うつりの教科書について
好奇心旺盛かつ、飽き性なわたしは、
最近思うことがありました。
「写真うつり」とりあえず一区切りつけようかな、と。
一区切りつけるために、集大成として
今までわたしが研究したことをまとめようと思い立ちました。
そして立ち上げたのが、このブログです。
どうせ写真にうつるなら、人生がもっと豊かになるような、自分のことがもっと好きになるような、そんな写真との関わり方をしてほしいと願っています。
かつての私のように、写真で不幸になってほしくない。
傷ついたまま自分にがっかりして、自分を勝手にあきらめて生きてほしくない。
コンプレックスの言いなりになって生きてほしくない。
どんな人にも、魅力はある。他の誰の魅力の中にも、あなたの魅力はありません。
他の誰とも違う自分の中に、探すんです。
雑誌やテレビに惑わされて、自分を小さく見せないで。
写真は、モデルや芸能人だけのものではない。
もっともっと、自分を好きに表現してもいい。
写真を、自分を嫌うために使うことなく、自分らしく生きられるように、想像以上の未来を手に入れるために使って欲しい。
そのためには、写真に対する概念を変えて、写真の写り方を学ぶ必要があるのです。
自分のことを大切にして、愛せる人がもっと増えますように、心から願っています。