大人のための読書法【書評】
みなさん、読書はお好きですか?
苦手だな…というかたも多いと思います。かくいう私もそうでした。
始めに触れておきますが、「本はスラスラと読める!読書大好き!」というかたには、本書は不要です。
この本は「本を読むのが億劫になってしまう。なかなかページが進まない」というかた向けの本です。
「本の読み方の本」として、これから読書を始めたいかたにぜひ読んで頂きたい本です!
読書に苦しむ人へ - 本読みがつらいのはなぜか -
この本の著者である和田秀樹先生は、精神科医として第一線で活躍しながら、本も多数出版されています。そんな聡明な大先生ですが、かつては大の「読書嫌い」でした。
筆者は、これまでに数多くの本を執筆してきました。
そのことと本を読むことはあまり関係はないと筆者は述べていますが、やはり世間では「本を書く人はたくさん本を読む」という見方をするのが一般的です。そのため、読書嫌いであったことを信じてもらえないのだそうです。
本を書くことと、いろんな本をやたらめったらに読むことは関係がないというのは、わかる気がします。
本を書くにあたって、参考文献として他のかたの本や論文を読むことはするでしょう。
しかし、基本的に自らの経験やそこから感じたことを文字に落とし込むのではないでしょうか。そのため、興味や関心のない本まで読む必要はなく、月に何十冊とか年間何百冊などといったふうに、「膨大な本を読破しなければ本が書けない」ということはないのでしょう。
この本には、かつて「読書嫌い」だった人が一転して「戦略的読書家」に生まれ変わるまでの軌跡が書かれています。筆者自らが行ってきた読書法をもとに、ストーリー仕立てでまとめられているため読みやすい本です。
わたしが思う読書嫌いになる特徴として、例えば、
・学生時代に小説などの本を読まなかった(読む気になれなかった)。
・学校の宿題で読書感想文を書かなければならなかったときに、我慢して読んで辛かった経験がある。
・一冊の本をすみからすみまで読まなければと考えると億劫になる。
などが考えられます。これらの難問についても、この本は見事に解決してくれました。
「読書って、これでいいのかな」
「速読なんて、なんだかいい加減に読んでいるようでイヤだな」
という思いは、誰しも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
「本を読みなさい」と言わんばかりに、どの学校でも「読書週間」などで読書をする時間は設けられています。しかし、たいていはそれだけです。
「本の読み方」について教わる機会は、滅多にありません。それゆえに、「読書ってこれでいいのかな」といった不安が起き、読書から遠ざかってしまうのではないでしょうか。
この本は、皆さんの読書に対する精神的負担を軽くしてくれます。
例えば、
「速読には向き不向きがある」
「 ”全部読む” ことまでしなくてもよい。完全主義者では、プライドが邪魔をして前に進めない」
「すみからすみまで読むよりも、自分が興味を持った部分、必要な場所だけを熟読するほうが効率的」
これを見て、「えっ、それでいいの?」と思われる方は多いと思います。
読書をする人は、真面目で几帳面な人が多い印象です。
はじめから終わりまできっちり読む方が、多数派だと思います。
小説であれば、わたしもきっちり読む派です。ストーリーが分からなくなりそうですし、もともと細かい部分も楽しみたくて読んでいるのです。そのため、小説を読む時は、読了までの道のりは長くなります。ただ、それを楽しんでいるので、それでいいと思っていたりします。
わたしの印象として本書のテクニックは、新書、ビジネス書などで役立てることができるなと感じました。
本を論理的に読んでいく。それによって、読書に対する精神的負担が減り、一冊の本にかける時間も短くなり、結果的に多くの本を読むことができます。
本書に書かれたテクニックをぜひ活用いただき、「読書は辛い」という人が減ってくれたら、嬉しいです。
【目次】
序章に代えて 大人に相応しい読書のすすめ
第一章 本を読む動機について
第二章 本は必要な部分だけを読めば良い
第三章 情報を自分の人生に生かすための知恵
第四章 知的生活を送る大人のための推薦図書
第五章 本以外の情報源をどう活用するか
第六章 インターネットという情報の化け物を捌く
終章に代えて 本を読む人が生き残る
角川書店
179ページ
2005年9月10日初版発行
著者 和田秀樹 プロフィール
精神科医。昭和35年、大阪生まれ。昭和60年、東京大学医学部卒業。川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)、国際医療福祉大学教授などを務める。心理学をマネジメントや老人医療、児童教育、受験教育に積極的に活用し、独自の理論を確立している。
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