【TIME!】やることを早く終えるシンプルな考え方
天才ジョブズは言いました。
Simple can be harder than complex. You have to work hard to get your thinking clean to make it simple. But it’s worth it in the end because once you get there, you can move mountains.
シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。
シンプル・イズ・ベストとは言うけれど、
そのシンプルが難しい。
TIME!シリーズ第二弾は、
「やることがいくつもあるときの対処法」についてです。
第一弾はこちら。
「うわー、やること多いー」
そうなってしまった時、
あなたはどうやってその「やること」を処理していきますか。
好き嫌いは置いといて、全部が面倒臭い「やること」な場合、
どういう風にこなしていくのが効果的なのでしょう。
本日は、
「シンプル・プラン」という方法をお伝えしましょう。
A(10)、B(20)、C(30)、D(40)、E(50)という5つのやることがあったとします。
()の中の数字は大きければ大きいほど、
少し考えることが必要になるイメージですね。
さて、この5つのやることを、
あなたはどの順番で終わらせていきますか?
(シンキングタイム)
はい、いかがでしょうか。
「シンプル・プラン」を使うと、
こういう順番になります。
A(10)→B(20)→C(30)→D(40)→E(50)
考える必要性が少ないものから、
つまり、時間がかからないものから終わらせるということです。
人の頭は意識と無意識に分かれていて、
意識することが多かったり、無意識が活発に働いている状態では、
作業能率が落ちるそうです。
心配事や嫌なことがあった時の自分を想像すると分かりやすいですね。
色々なことが手につかなくなります。
「やること」も意識や無意識の中で、行動を邪魔する負荷になっています。
A(10)やB(20)の荷物を抱えてE(50)と戦うよりも、
何も荷物を持っていない状態でE(50)と戦うほうが楽でスムーズです。
この数値化と、考え方が、
「シンプル・プラン」と呼ばれる必殺技です。
例を出して使い方をおさらいしましょう。
漢字ドリル1ページ、数学のワーク1ページ、テスト直し、作文。
「シンプル・プラン」を使うと、やるべき順番が見えてきます。
まずは何も考えずできる漢字ドリルから。
次に早く終る数学のワーク。
点数にもよりますが、次はテスト直しでしょう。
最後に作文とじっくり向き合いましょう。
もちろんこの「シンプル・プラン」は、
お仕事でも応用ができます。
報告書作成、企画書作成、電話3件、上司の説得。
あなたはどんな順番でこなしていくでしょう。
個人差はありますし、
期限や好き嫌いなどで、もちろん順番は変わってきます。
あくまで「シンプル・プラン」とは一つの考え方。
あなたの頭の引き出しに入れておくと、
思わぬところで役に立つかもしれません。
お見知り置きを。
御存知の通り、
時間はいつだって有限です。
効率よく「やること」がこなせれば、
「やりたいこと」に時間が使えるかもしれません。
フランスの名言にこんなものがあります。
時間の使い方の最も下手なものが、
まずその短さについて苦情を言う。
僕もそのうちの一人にならないように気を付けます。