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懐かしい限界メシの話

2019.07.15 22:00

べたつく肌、纏わりつく空気、テンションの上がりきらない天気模様だ。

しかし、そんなときでもご飯は食べなければならない。というか、ご飯くらいしか楽しみがない!山も川も道端の草花も、いきいきとして美しいが、外に出る暇がなかったり、眺める余裕のない人にとってはそういったことに目を向けることもなかなか難しい。

しかし、ごはん!ごはんは我々のテンションを上げたりしてくれる!皿の中に出来上がった世界で。たとえそれがどんな盛り付けであろうとも。


夏といえば、そうめん。今年は早くも6月からフルスロットルでそうめんを食しているので、夏本番を待たずに既にちょっと飽きてきている。

でも1分半で茹で上がるそうめんはめちゃくちゃお手軽でついついひと束取ってしまうのだ。

生姜と麺つゆではもう限界なので、小手先の付け合わせみたいなもので最近はしのいでいる。

有り難いことに夏野菜がたくさんあるので、それらを使うことが多い。

① 青じそとトマトと鯖缶

 青じそを刻んで、トマトを角切りにして、あれば鯖缶を投入してオリーブオイルで和える。そうめんにいい感じに載せる おわり

 ちなみに私は今現在魚介類が食べられないので鯖缶はなし

② 豚バラとズッキーニの黒酢炒め

 適当な量の豚バラを適当な大きさに切って塩と砂糖と酒と片栗粉で下味をつける。ごま油で炒める。途中でなるべく薄く切ったズッキーニを投入して適当な時間炒めていいかんじになったら黒酢を回し入れ、胡椒で味を整える。

 そうめんの上に載せる おわり

 ウチは砂糖はココナッツシュガーで、塩は海塩ではなく岩塩なのでひょっとすると分量がちょっと違うかもしれない(そもそも分量を記載していないけど)。

あとはもずくと生姜もなかなかオススメ。でもちゃんと噛んで食べてほしい。


そういえばわたしは恥ずかしながら料理を始めたのも30になってからで、そして別に全然うまくはない。でも料理をすること自体は嫌いではない。

料理らしいことに手をつけたのはオーストラリアにいた頃。とはいっても、環境にとても恵まれていたので、ほとんどの食事を最強の主婦に作ってもらっていたが、当時は1ヶ月毎にその家族が西オーストラリアに行っていたので、その間の丸1ヶ月は東オーストラリアにある超素敵な広い一軒家にわたしはひとりきりで住まわせてもらっていた。

その間の食事といったら、今思えばかなりの””限界めし””で、しかしかなり美味しかったのでそれにハマって一生それを食べていた。余力があるときはカレーだとかスープとかサラダも作っていたが。

まず言い訳をさせていただくと、その頃わたしは、とあるどエライ忙しいマッサージ店に週5〜6で勤務しており、1日平均5人、多いときで7人くらいの現地人(2m級大型巨人たち)を揉みまくっていて、車を飛ばして帰ってそこから自分のためだけにご飯を作るとか50000000000%無理でしょ、みたいな感じだった。帰ってしていたことといえばジョジョ3部のアニメを観ていたぐらいである。

有り難いことにそのマッサージ店はタイマッサージのお店で、半分日本人、半分タイ人で構成されており、当然オーナーもタイ人だったので、タイ米が常にジャーの中にあった(タイ人はとにかくめちゃくちゃごはんを食べる。回数が多い)。これが食べ放題で、わたしたちはマッサージのインターバル(5分もない)にご飯を口に詰め込んで次のお客さんに向かう、ということを多々していた。

日本のマッサージ店ではありえない……口をもぐもぐさせながら「ハーイ」とか言って出て行っていた。何が「ハーイ」だよくそれでやっていたな。日本だったら即ファイヤー案件だ。

話は戻って、そういう環境だったので、短時間で高エネルギーを取り込む必要があった。そこで誕生したのが""限界めし""である!

まず、HASS AVOCADOという種のアボカドを半分に切る。ご飯に載せる。

次に、woolworthというスーパーマーケットで買った80セントくらいのツナ缶(チリが一緒に入っていてピリッと辛い)を半分入れる。

混ぜる。醤油をかける。

食べる……

これをほぼ毎日、ひとりきりの1ヶ月間は食べまくっていた……最早料理ではない!でもとても美味しかった…

そしてスプーンひとつあれば事足りるところも気に入っていた(アボカドを切るのにナイフは必要だったけど)。

暑い日になるとそのご飯を思い出してめちゃくちゃ食べたくなる。でも日本で売っているアボカドって大きくないし、あんなに上手に熟成出来ないからこの限界めしを作るのはちょっと難しいのだ。大玉のアボカドなら出来るかもしれない。


限界めしの話をしたが、これはあくまで""限界の状態にある女が作ったご飯""なので、流石に日本に帰ってきてからはこれ以上のものは作っていない。いや、でも同等のものはよく生み出す気もする。セラピストとはいえこんなものである。食材には気を遣いますが…

でも基本、作るときはちゃんと作っているのであしからず…

これは住んでいた家から車で2分で行ける海  サーファーが多い小さな街で、 とんでもないイケメンパラダイスだった


▽『オタクよ、健康であれ!』

フェイシャルリフレクソロジーを主軸に、コスモアイ、ニューロフットリフレクソロジー、ディエン・チャン、エメットテクニック他を組み合わせ、その方に必要なことを必要なだけ

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IR認定フェイシャルリフレクソロジスト Megumi Inaga 

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