下田山塊 五十嵐川 ヒグラ(飛倉)沢
2019/6/15-16
メンバー:USAN(CL)、信(SL)、岡ちゃん、ヒロP、岩ちゃん、熊ちゃん、うど子
いやはや、スゴい天気予報ではあった💦
上空の寒気と暖気が大喧嘩して、「梅雨時としては今までにないほど低気圧が発達するから大水土砂災害に注意して外出は控えて」とか荒れる~荒れる~荒れるぅ~とニュースでは何度も言ってるし、ヤマテンの大荒れ情報はもちろん発令されてるし、普通に考えたら山なんてトンデモナイです。
ましてや沢なんてね。
天気図見るとすんごく巨大な低気圧の渦ぅ!等圧線せまっ!💦
これが冬ならどんだけの吹雪でしょうね。(^^;)
風はえらい強いし日曜は大雨が降りそうだけどなんとかなるぞコレ!
当会では毎年6月には「雪渓処理と山菜」の沢をやっている。
大渓流には盛夏を過ぎても雪渓が残るのが普通だから場数を踏み経験値を上げるために敢えて。
6月の計画は難しいものだが、今回担当リーダーのUSANは下田山塊のヒグラ沢を選んだ。
ヒグラ沢は国道289号から下りて大谷川を渡渉しなければ入渓出来ないし水量が多いと厄介な沢だが、地形図を見るとヒグラ沢の南の山域は非常に穏やかで、どんだけ降っても地続きでお気楽に国道に戻れることが分かった。
しかも、どの下降ルートよりもお気楽で短い!
ってことで確たる自信をもって入渓。
メンバー各位は全員、家族に「こんな日に山行くの?バカじゃない?なんで?有り得ない!」とか言われたに違いありませんが(^^;)
ヒグラ沢を以前(2009年7月)遡行した時の印象は、「メリハリの効いた美しいとっても素敵な沢」でした。
当時は右俣を詰めて大久保沢を下りましたが、右俣には美しい快適な大滝が一粒の宝石のようにありました。
あの時satokoさんは、ブナの大木に抱きつき「あぁ~ん、¥*=’&%$#%$”アーモーレぼんじゅうるケッツクセ?$%&&’*butubutu…」と感動してたっけなぁ。
災害の爪跡からの回復とともに八十里越え工事の進捗状況も気になるところです。
今回は沢泊り久々の岡ちゃん、新人の熊ちゃんも参加ということで7人の大所帯でのにぎやかな遡行となりました。
端っこといえどもさすが下田の沢、雪国特有のスラビーな沢はホールドは細かいしちょっとしたところが嫌らしく、巨岩の乗越も多くて面倒ですが、新人の熊ちゃんは結構沢慣れていてスイスイです。
新人にはロープで確保すべきところも度々あったんですが、安定した足取りについつい確保を省略したことも多々。
熊ちゃんは心のデカい明るいナイスガイ。
装備や着こなしが大変にオシャレで?ブラックダイアモンドのメットも熊ちゃんがかぶると黒菱工務店のメットとしか思えず「安全」と書いてありそう?(^^;)
沢に入れば水を得た魚のよう。
先が楽しみです!
でも風呂は長いyo😠どこ洗ってんのさ!(笑)
さてさて、レースをまとった私のように優美なムササビの滝、その先のCS群、大滝は巻きました。
今回のムササビの滝
10年前のムササビの滝
先々週に只見の某沢で雪渓が例年になく少ないことは確認済みだし、山菜がほとんど無い事は実は分かってたけれど(^^;)
細いウドとウルイにはもうつぼみが出てました。
大滝はちょっと大巻きしすぎたか支尾根まで上がってしまい風がゴーゴー。
今回はいきなりブナ林のテン場というわけにはいきませんでしたが無事にテンバに到着しました。
ゴルジュの上はいきなりブナの森。
この変化がこの沢の白眉です。
本当にどこまでもテンバ天国なのでどこでも泊まれます。
我々は明日の大雨に備えて背後から地続きですぐに帰れるところに決めました。
初日の今日一日は天候は曇りベースでたまに雨がパラつくといった感じで水も平水。
ただ、日差しが無いので沢の美しさは半減といったところ。
それでもこの予報下で沢を遡行出来たのですから御の字でしょう。
いつもの沢の夜が始まります。
山菜がほとんど無いのがサビシ~。
風の音は終始ゴーゴーすごかったです。
いつの間にか焚火の傍らで意識が無くなりました(^^;)
夜中は案じたほどの強い雨も降りませんでした。
翌朝は大雨を回避するため、予定通り背後の尾根から大久保沢出合い付近の国道を目指します。
まったりした緩い尾根で藪も薄い。
全て地続きで帰れますが、さほどの雨じゃないので時折沢を絡めながら下りました。
* 帰宅後、「下田山塊山岳地図」を眺めてみたところ、我々の下山したこのルートはまんま「踏み跡/廃道」として記載されていることが分かった。蛇の道は蛇?いやいや途中に鉱山跡もある。そしてこの径は県界尾根を越え叶津のフキ平を経て芳沢~真奈川へと通じている。おぉ、ヒグラまで続いていたんだ! ロマンやなぁ。楽し~ではないか~!!
そして我々がムササビの滝と呼んでいる滝はどうやら「白滝」で大滝は「曲滝」のようだ。
ちなみに、大久保沢は短いのっぺりした沢で容易に遡下降出来るので叶津へのルートとしては極めて有効ですが、下降の場合数度の懸垂は必要です。
また、10年前でもすでに下部は三面護岸されており以前とはすっかり変わり果てた姿になっています。
ここは私(うど子)が入会して初めて参加した会山行で訪れた母なる沢。
山の悲鳴が聞こえる気がした。。
下山はゆっくり下っても3時間かからずに国道に出ました。
八十里越えの工事はあいかわらず胸を抉るような有様です。。