C-HR | 圧倒的なルックスと圧巻の燃費性能
デビューするや、瞬く間にスマッシュヒット
近年の国産SUVのジャンルにおいて、最も大きなサプライズは「CーHR」の誕生かもしれない。この小型クロスオーバーSUVはH28年末にデビューするや、瞬く間にスマッシュヒット。それまで手堅い人気を誇っていたホンダ・ヴェゼルを押しのけてSUV販売台数でトップにのし上がった。
その人気の秘密は大きく分けて2つある。ひとつは超個性的なルックスだ。一見したところ、エクステリアデザインはSUVというより、そのデザインアプローチはスポーツクーペに近い。強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアとのメリハリを強調し、独創的なスタイルを追求している。
ルックスの良さからくるインパクトをさらに後押ししたのが優れた燃費性能。躍動感溢れるSUVでありながら、ハイブリッドモデルは 30・2㎞/Lというクラストップレベルの低燃費を誇る。ルックス良し、走り良し、燃費も良しとあれば、人気が出ないほうが不思議なくらいだ。
しかも、このCーHR、まだまだ新車が人気の高いモデルながら、中古車のタマ数もすでに豊富。デビューから約2年半で早くも中古人気に火がついている。おすすめグレードはハイブリッドモデルの上級グレード「G」。相場は高値維持だが、年式を考えれば十分にお得感があると言って良いだろう。
▼トヨタ C-HR G SPECIFICATION
全長×全幅×全高:4360×1795×1550㎜
車両重量:1440㎏
ホイールベース:2640㎜
エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター
総排気量:1797㏄
最高出力:98ps(72kW)/5200rpm
最大トルク:14.5kg・m(142N・m)/3600rpm
JC08モード燃費:30.2km/リットル
サスペンション前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング
サスペンション後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ディスクタイヤサイズ:225/50R18
乗車定員:5名
▼トヨタ C-HR (現行モデル)
相場価格
H28~31年
189~279.8万円
(Mj-net調べ 2019年7月2日現在)
四国内では200万円を切るものならお買い得感あり。全国では150万円台のモノも出てきており、これから徐々に相場もこなれてくることが予想される。
▼トヨタ C-HR 変遷
H28年3月 ジュネーブ国際モーターショーで「C-HR」を初披露
H28年12月 C-HRの販売が開始
H29年7月 上半期SUV新車販売台数第1位を獲得
H29年8月 ツートーンのボディカラーを設定
H29年11月 特別仕様車「LED Edition」を発売
H30年12月 特別仕様車「Mode-Nero」、「Mode-Bruno」を発売
▼INTERIOR
大人の感性に響くこだわりのインテリア
質感など細部にこだわり、大人の感性に響くデザインを追求。メーター類はドライバーに向けて配置、デザインされている。
▼RUNNING
SUVながら運動性能にこだわり走りはすこぶる軽快
スペック面では決してズバ抜けたパワーがあるとは言えないが、SUVながら運動性能にこだわって開発され、走りはすこぶる軽快。
▼UTILITY
SUVとしてはやや容量小さめのラゲッジ
コンパクト、かつクーペライクなフォルムであることでラゲッジ容量はSUVとしてはやや小さめ。ただ、実用性は保たれている。
▼ENGINE
ハイブリッドモデルは30.2km/Lの圧倒的な低燃費
特筆すべきは燃費性能。ハイブリッドモデルの燃費は圧巻の30.2km/Lという優れたもの。SUVでこの省燃費はユーザーにとって心強い。
▼EXTERIOR
”SUVクーペ”スタイルの突出した個性
エクステリアの個性がより重視されるクロスオーバーSUVのジャンルにあって、このC-HRの個性はやや突出している。まるでクーペのようなフォルムでスピード感を演出。彫刻的な面造形を用いた斬新なデザインはこのモデルの最も大きな特徴と言える。