「キツネがコッホン」マーガレット・ワイズ・ブラウン 文 ガース・ウィリアムズ 絵 Garth Williams
2016.03.25 08:00
ガース・ウィリアムズの本は紹介したことがあったでしょうか。まだ無かったような気がしますが、当店では度々取り扱っております。現在も在庫は「THE GINGERBREAD RABBIT」「The Rabbits' Wedding」「ミスタードッグ」などがございますが、今日紹介させていただくのはこちら「キツネがコッホン」です。
動物の可愛らしい姿を描くイメージも強いガース・ウィリアムズ、こちらの絵本でも、ややリアリズム寄りながらも愛らしい動物たちが多く描かれています。
野原に暮らすキツネが、フクロネズミの巣穴を覗き、ウサギを遠くから眺め、リスが木の実を隠しているところを岩の陰から盗み見します。
皆それぞれ、自分たちの隠し場所、隠れ場所をキツネに見られてしまって、夜にはおちおち眠れない。でも当のキツネはそんなことお構いなしにすやすやと。。。
野原の中の動物たちが可愛らしく描かれながらも、何処か科学的な視点を感じる絵本でもあるのは、動物たちの習性が自然に描かれていることと、やはりガース・ウィリアムズの絵によるものでしょうか。
既に絶版の本書ですが、当店在庫品の昭和60年初版本は紙の質感に印刷が馴染んでとても柔らかく美しく感じられます。
是非当店オンラインストアでご覧ください。