ベンチャー企業で働くのは危ない?リスクを回避する方法を解説
この記事を見つけたあなたは、
「ベンチャー企業で働くのは危ない?」
「ベンチャー企業では働くのはリスクが高い?」
などの疑問をお持ちではありませんか?
そこで、この記事は今は大手で働いているけど、今の仕事の面白みを感じられず、ベンチャーへの転職を選択肢として検討したいけど、リスクは回避したいという方向けに、累計160社以上のベンチャーの採用代行した経験を元にどんな観点に気をつければ良いかをお伝えします。
ベンチャー企業とは
ベンチャー企業とは、「世の中の流れをビジネスモデルに反映し続け、柔軟に変化し、新しい技術や新しいサービスを提供し続ける企業である」と私は定義しています。
ベンチャー企業の一例
ベンチャー企業とは、どんな企業があるのが具体的にご紹介します。
(1)サイバーエージェント
「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに、「メディア事業」「インターネット広告事業」「ゲーム事業」「スタートアップ事業」に分かれています。すでに21世紀を代表とする会社になっていると思います。サイバーエージェントはメガベンチャーの分類になります。
(2)メルカリ
「メルカリ」と言われて知らない方はいないのでは?と思うくらいフリマアプリの市場において世界を獲得するために日々邁進をしている日本企業です。
「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションに「人」「技術」「グローバル」に投資を続け、成長をしている企業です。
良いベンチャー企業の特徴
世の中に数あるベンチャー企業の中から、良いベンチャー企業を見極めるにはどのようにしたら良いか分からない方も多いと思います。
「良いベンチャー」の定義も難しいですが、ベンチャー企業をクライアントに持つポテンシャライトが、良いベンチャー企業の見極め方を教えます。
(1)資金調達をしている
資金調達をしている企業は、良いベンチャー企業と言えるでしょう。
VCが投資をするかどうかは、市場の成長性や経営陣の実績、競合優位制など、様々な角度から投資しようとするベンチャー企業を分析します。
プロの目でそのベンチャー企業を分析した結果、出資金額将来が楽しみな有望ベンチャー企業と判断できるでしょう。(2)ピッチイベントやビジネスコンテストの受賞経験がある
起業家の登竜門と言われるピッチコンテストやビジネスコンテストへでの受賞経験を確認してみるのも良いと思います。
ピッチコンテストは、ベンチャー企業が自社のサービスや商品の将来性について、投資家などにプレゼンをするイベントです。
資金調達が最大の目的とされているため、ここでの受賞は、近い将来資金調達をする可能性が高く、今後注目されるであろうベンチャー企業と判断できるでしょう。(3)SNSでの社員の情報発信の雰囲気が自分に合っている
これは上記とは違い主観的要素が大きくなりますが、実際に勤務している社員をSNSで検索してみると良いでしょう。
最近のベンチャーは社員がSNSで情報発信している事が多いため、どんな社員が働いているか、どんな社風なのかを垣間見る事ができると思います。自分に合った社風を選ぶ事が大事です。
危ないベンチャー企業の特徴
世の中には、良いベンチャー企業もありますが、危ないベンチャー企業が存在するのも事実です。危ないベンチャー企業を見極めるにはどんなポイントに気をつければ良いかのをお伝えします。
(1)メンバーの入れ替わりが激しい
共同創業者ではなくボードメンバーが中途入社している場合、定着せず早期に入れ替わってる企業があります。そういった企業は、危ないベンチャー企業の可能性があります。
入社後、経営状況が良い状態ではなかった、代表がワンマンだったなど、入社してからではないと分からない理由によって早期に退職をしているケースがあります。
またメンバークラスの大量採用も要注意です。大量採用=大量離職の可能性もあるため、同じポジションの求人がオープンになったりクローズになっているようであれば、要注意です。
(2)社名変更を頻繁にしている
過去に不祥事などがあると当たり前ですが、企業イメージが悪くなります。そのため社名変更をして企業イメージを払拭しようとしているケースがあります。
(3)口コミサイトでネガティブな評判が多い
ネットは情報が右往左往しているので、全てを鵜呑みにしない方が良いですが、転職会議やOpenWork、キャリコネなどの転職における口コミサイトを見て危ないベンチャー企業を見極めるのは手段の一つとしては良いです。
ベンチャー企業で働くメリット
大手企業の整った組織を辞めて、未整備なベンチャー企業で働くメリットとはどんなところでしょうか?大手企業からベンチャー企業に転職するメリットをお伝えします。
(1)事業の成長を感じやすい
ベンチャー企業は、会社や事業の成長スピードが非常に早いです。
その環境下で仕事をしますし、年齢や性別、学歴は一切関係ありません。
また、裁量を与えて貰える事が多いので、最速で会社や事業が成長してく中で自身で意思決定をする場面のあるので、事業を動かしている感覚を大手企業より感じやすいです。
(2)経営感覚を身につけられる
ベンチャー企業では、「メンバー全員がCEOであれ」と言うくらいメンバーにも経営的な感覚を求められます。
少数精鋭の組織であればあるほど、自身の給与は会社のコストになり、自身の売上が会社の利益に直結します。経営状況を把握しながら、事業を進めるので、大手では身につけづらい経営感覚を身につけられるはずです。
(3)決裁が早い
大手企業だと、決裁が降りるまで、非常に時間が掛かったり、稟議待ちと言う状況にヤキモキした経験は、大手企業の社員での方であれば誰しもあるのではないでしょうか?
ベンチャー企業では、社長や役員の決裁者が隣で仕事をしているので、決裁の判断が一瞬です。そのため、決裁待ちと言う変なストレスは感じにくいとです。
ベンチャー企業で働くデメリット
ベンチャー企業への転職は、メリットも多いですが、反対にデメリットもあります。
デメリットをしっかり認識した上で覚悟をし転職を決めなければ、転職しても失敗する可能性がありますので、事前に確認を怠らないようにしましょう。
(1)待遇が下がる可能性がある
大手企業だと、家族手当、住宅手当など様々な手当があり、基本給以外の手当など高待遇の方もいると思います。
ベンチャー企業は、手当や福利厚生などは基本的にないと思って頂いた方が良いですそのため年収が下がる事もあります。
ただ、得られる経験はプライスレスです。入社時の年収が下がったとしても、パフォーマンス次第では、早期の昇給昇格が見込める可能性が多いにあるため、入社時の提示年収をだけで判断せず、今後の伸び幅をしっかり確認しましょう。
(2)労働時間が長くなる可能性がある
大手企業だと、業務が細分化されていたり、フォロー体制がしっかりあるかもしれないですが、ベンチャー企業では、一人で何通りの役割をこなさなければいけません。
そのため、タスクの量が膨大になり、その結果、労働時間が長くなる傾向にあります。
ただ、その裁量は個人に任せられている事が多いため、メリハリを付けるのも自分次第です。裁量を持って仕事したい方には良い環境です。(3)会社が倒産するリスク
これは極端かもしれないですが、ベンチャー企業はまだまだ収益化が安定していない事も多く、経営基盤としては不安定な企業もあります。
そういった不安定な状況である事を認識し、可能な限り面接等で経営状況などを確認する事が大事です。
ただ、会社が倒産するリスクは、どこの企業にもあります。大手だから絶対に倒産しないというのは迷信です。万が一、何かあったとしてもどこでも活躍できるスキルを身に着けるのが大事です。ベンチャー企業に転職するのが危ない人の特徴
今までベンチャー企業に転職して失敗した人も見てきました。その人たちの特徴をまとめて見ましたので、ベンチャー企業に転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
(1)実績を出す前から高い年収を希望する人
上記にも記載しましたが、ベンチー企業に転職すると年収が下がる可能性があります。
その際に、「年収は入社後実績を出して、自分で上げます」と思えない方はベンチャー企業への転職は危ないかもしれません。
(2)安定志向の人
これは言わずもがなですが、仕事は自分て創るもの、お給料は自分で稼ぐものではなく、仕事はあるもの、お給料は貰えるものと受動的な安定志向の方は、ベンチャー企業への転職は危ないかもしれません。
(3)ワークアズライフの考え方を持っていない人
ワークアズライフとは、仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり趣味であるという考え方のことです。
これは極端かもしれないですが、休日に仕事の事を考えたくない、仕事は平日だけするものと言う考えの人はベンチャー企業への転職は危ないと思います。
ベンチャー企業への転職で後悔しない方法
ベンチャー企業への転職で後悔しないためには、入社してから「こんなはずじゃなかった」とならないように事前の情報収集が大切です。
インターネットでの情報収集も良いですが、情報の信憑性が判断しにくケースがありますので、転職エージェントを使う事をおすすめします。
転職エージェントは実際に募集ポジションの上司となるような方をお打ち合わせをしてるケースが多く、過去にご入社の実績があれば、より内情を理解しているはずです。
その中でも、弊社ポテンシャライトは160社以上のベンチャー企業の人事業務を代行してきましたので、内情を理解しております。ベンチャー企業へのご転職を検討される際は、ぜひお気軽にご相談ください。