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逆のものさし講新聞 「後世への手紙」

「暗闇」熊谷

2019.07.19 09:00

星を観ることも、暗闇も感じることも出来ないネオン街の片隅から、書いている。

暗闇とは、門を閉じて視覚に頼らないことを指す。

そういえば、この片隅でも風鈴や、パトカーなど風に乗って音が運ばれてくる。


暗闇など視覚が悪く見当たらない意味で使われるのが灯台下暗しである。

長い間この灯台は海の灯台と思っていたが、本当は枕元に置く背の高い蝋燭の台のようだ。遠くを照らす為の海の灯台に自分の足元が暗いことを嘆く必要はない。

逆に手元が明る過ぎる場合、遠くの闇は深くなる。


思えば、「ただ一燈を頼め」は手持ち提灯のイメージだからかぼんやりとした明るさをイメージできる。明るすぎない方が見えるものはあるということだろうか。


そこで、この一燈を希望に置き換えてみる。

遠くの希望に明るすぎるということはない。

近くの希望は明るすぎると盲目になってしまう。

ぼんやりとした明るさは暗闇に馴染み、

暗闇には「なにか」がある。


少し飛躍が過ぎたかもしれない。

ただ、片隅の暗闇がそう感じさせたのだ。