『存在証明』のCDの通販のサイトのお知らせ。
松井亮太です
『存在証明』のCDの通販のサイトができたのでお知らせするね!
僕のライブがある時は手売りで販売もしますが、今すぐ聴いてみたいと思ってくれた方は
ぜひこちらから
⬇️⬇️⬇️
横濱良品館
http://yokogoo.com/?pid=144457880
《存在証明ができるまで》
少年は母親と義父から虐待を受け母親の遊興費を得るために2014年に祖父母を殺害し、懲役15年に処せられ、刑務所で服役中です。
少年が犯した殺人という罪は決して許されることのない重い罪です。
背景を知れば被害者でもありますが
加害者でもあるのは紛れもなく事実であり
罪と向き合い償わなくてはいけません。
彼は事件を起こす前日、北千住駅前の大型ビジョンでワカバの「あかり」という曲を知りました。事件を起こした日の夜、うろ覚えの歌詞を手がかりにパソコンで「あかり」の動画を探し「もっと早くこの曲に出会いたかった」と思ったそうです。
この事が『誰もボクを見ていない』の本に書かれていて、彼を支援してる方達に出会い少年と繋がることになります。
彼が、多くの支援者の方達や様々な出会いによって自分と向き合い、
「自分と同じような境遇にいるかもしれない誰かの為に少しでも力になれるのなら」と『存在証明』という詩をかきました。
「誰もボクを見ていない」著者の山寺香さんを通して手紙で少年とやりとりをし、
僕がその詩に曲をつけることになりました。
虐待を受けてきたという影響もあり
人を信じる事ができない、常に疑いの目で見てしまう。これから社会復帰を目指すそんな彼に僕が今できることは、曲を一緒に作り曲を作る楽しさ大変さも含め
一緒に感じること、曲が出来上がった時の喜びを共有することで彼のこの先の力に少しでもなれたらと思いました。
少年との手紙のやり取りは10通以上にもなりましたが存在証明が完成して、
少年が僕宛に送ってくれた手紙に
喜びの想いが綴られていました。
手紙の中に
「支援して下さっている方からチャリティーライブで存在証明を披露した時の様子を教えていただきました。
松井さんのファンの方が感動したと言って下さったこと、私の詞で感動したと思っていません。松井さんと岩室さん(編曲)のおかげです。
私の詞を松井さんが歌うことで松井さんのファンの方に認めていただけるのかとても心配でした。
存在証明を完成させる上で松井さんには
本当にご迷惑をおかけしました。」
と僕とファンの方への謙虚な心配りに
僕は胸を打たれました。
そして、人に望んでもらえるようにもっと詞を勉強して書き続けますと前向きな思いも綴られていて、一緒に曲を作って少年の中で変化が起きた事がとても嬉しく思います。
存在証明の曲が
少年が望む、同じ境遇にいるかもしれない
誰かに届いてくれたらと思います。
そして。少しでも力になる事ができたらと
思っています。