王仁塚のムクゲ
2019.07.19 12:04
韓国の国花・ムクゲが美しい季節
家の近所に大阪府の指定史跡
伝王仁墓
があります。
「なにはづに さくやこの花 ふゆごもり
いまははるべと さくやこのはな
（古今和歌集）」
と詠んだ王仁（わに）の墓と伝えられます。
王仁は5世紀初め頃、
応神天皇の時代に朝鮮半島の百済から
渡来し、応神天皇の皇子である
莵道稚朗子（うじのわけいらつこ）に
学問を教えた学者で、日本に論語と
千字文をもたらしたともいわれる
伝説の人物。
日韓交流の歴史を伝える「伝王仁墓」では、
「王仁塚の環境を守る会」など地域の
皆さんの手で毎年夏８月１５日に
「納涼むくげまつり」
が開催されています。
この立派な門は
王仁の生地とされる韓国南西部・
全羅南道霊岩（ヨンアム）郡に
建つ王仁廟をイメージした門だそうです。
韓流ドラマの時代劇ファンの私には
なにかドキドキするし
懐かし想いも
ムクゲは夏から秋まで咲く花
原産地は中国とのことです。
韓国で「無窮花（ムグンファ）」と
呼ばれて愛されているそうです。
墓の北側には朱塗りの柱と瓦が
百済の雰囲気を漂わせる休憩所があり、
ムクゲの木はその屋根を越して夏空に
枝を伸ばしています。
八重のムクゲもありました。
「論語碑」
王仁が来日の際、漢字を伝えるため
携えてきたという「千字文」の一節を
刻んだ記念碑
韓国からの旅行で大阪から京都に向かう途中立ち寄る観光バスは途切れないそうです。