窓理論~トランジット編~
こんにちは☆
東広島を拠点に活動中の、
占星術家 美波(みな)です。
前回に引き続き、
「窓理論」について書きたいと思います。
※占星術のマニアック記事です!
占星術では「ハウス」という、
各天体が活躍する「テーマ、場所」を示すものがあります。
生まれたときの東の地平線上を1ハウスの始まりとし、
そこから12分割されています(均等ではありません)。
ホロスコープを作ると、
天体が入っている「ハウス」と、
空っぽの「ハウス」があります。
天体が入っているハウスは、
無意識にそのハウスが示す「意味」や「概念」のような、
「窓」を持っていて、
その「窓」から世界を見ている。
というのが窓理論。
そして、よく占星術では、この天体が入っているハウスが、
「その人のテーマ」とみなされ、重要視されます。
しかーーーーーーーし!!!!( `ー´)ノ
窓理論は、そうではありません。
天体の入っていない空っぽのハウス。
それを、
No window(窓なし)
と名付けます(笑)
ここには窓がないので、
空っぽのハウスから世界をのぞくことは、基本的にありません。
で・し・た・が!
トランジットでNo windowの場所に天体が通ることによって、
実は、そこに「本当は窓があった」ということに気付きます。
例えば、
7ハウスや8ハウスに天体が偏り、
「相手・人間関係・深い結びつき」のあたりに窓があり、
1ハウスがNo windowだったとします。
すると、
生まれてから見ている景色・世界は、いつも、
「誰か」という他者のことを深く見つめる景色になります。
ということは、
場合によっては、振り回される可能性もあります。
それは知らず知らずのうちにです。
なぜなら、
1ハウスがNo windowなので、
「自分で自分を見る、自分の存在を知る」という窓がないから。
そこに、
トランジットで、No windowの1ハウスに、重たい天体が通ったとします。
(主におそらく分かりやすいのは、トランスサタニアン)
すると、
このNo windowに「実は窓があった」事実に気づきます。
天王星なんかが通ると、
ないと思っていた窓に、
突然窓が現れ、ガタガタガチャーーーン!!!と窓を壊していくイメージ(笑)
(もちろん、あくまでイメージですw)
実際に何が起こる可能性があるかというと、
「自分ってどういう存在なんだっけ?」
「自分ってなんだっけ??」
(1ハウス的ですね)
という疑問がわいてきたり、
そこに視点が向く。
そういう「窓」が出来上がり、世界が出来上がるのです。
その結果、
相手のことばかりだった世界に、
「自分」という存在がしっかりと入ってくる。
No windowに実は窓があったことを知り、
そしてその窓を開けることは、実は、
とても怖いはず。
だって、今まで見たことない世界なんです。
だから、
開くまい!と抵抗する。
今までと同じ方法でいいと、苦しくてもこのままでいい。ともがく。
でも、
宇宙の流れは、
「自分を知る」ということなのです。
その風が吹く。時には突風で(笑)
でも、その窓を閉めたままだと、
自分の中のホロスコープが濁るイメージがします。
怖くても、
窓をあけて、新しい風を受け入れることで、
結果的に、
スーーーーッと反対側の窓(7ハウス、8ハウス)にも風が通り、
新しい「相手」との世界が見えるはずです。
これが、窓理論のとても面白いところ☆
私は、
もろにこの理論のような流れを感じ、
向き合ってきたし、それでもって自分の変化も大きかったです。
私の事例も、また書いてみたいと思います^^
それはまた今度☆お楽しみに~♡