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砕け散ったプライドを拾い集めて

マンホール

2019.07.21 03:26



【こんな話】

人って物を知らないでも生きていけるものだ。
「マンホール」のことだ。地下下水道や埋設されている電気や通信などのケーブルなどの点検・管理・清掃などのためのあの穴のことだ。

この蓋が雨の時に足を滑らせて危うく転倒しそうになったことが何度かある曲者だ。自動車もよくスリップしている。
その「マンホール」をカリフォルニア州サクラメントで「ポリカル・コレクトネス」(性別・人種・民族・宗教などに基づく差別を防ぐ)のゆえで、「メインテナンス・ホール」 (maintenance hole)」にしたという記事を読んだ。

えっ?!「マンホール」という一つの言葉ではなく、man+holeという複合語だったの?……これに意表を突かれた。

そして改めて、えっ?〝男の穴〟って何のこと?ここで随分時間を使った……。

結局、とても単純に「人が出入りする穴」の意なんだろう。
だが、サクラメント市では「manで人類を代表させてはいけない」という判断なのね、きっと。

日本にはこのマンホールの蓋にいたく愛情を注ぐ人たちがいて、「日本マンホール蓋学会」なるものまである。頑張っているマンホール蓋を集めた写真集も出版されていたと思う。
「蓼食う虫もすきずき」ですから……。