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フランスに行って感じたこと その①

2019.07.21 21:30

こんにちは、松本佳奈です。

19日の朝、無事日本に帰ってきました。まだ私もお餅も若干時差ボケしていますが…思っていたより元気です。


さてさて、フランス旅で感じたことを忘れないうちに書いておこうと思います…


私は34歳にして初の海外。

自分が劇中で歌った映画「たまらん坂」がマルセイユ国際映画祭で上映されることになり、せっかくの機会なので現地で観てみたい!と思ったのが渡仏のきっかけです。


最初の3日滞在した、フランス南部の港町マルセイユ。正直、マルセイユが一体どんな街なのか全く知らずに行きました。


もともと岩場だった土地を切り開いて作ったのか、街中には坂道が多く、高台に登ればすぐ山が見える。


『都市と自然が共生している』

そんな印象を強く受けました。


例えば、東京の中心部には「わざわざ植えた木々」「整備された並木」などはあっても、自然のままの山がビルの合間にどーんと鎮座している風景って無いなと思うのですが


マルセイユの街中には、崖があったんです。

建造物と自然とがとっても馴染んでいました。



毎朝、港にずらりと並ぶ魚市場。ウツボのインパクトがすごい。


フランスの食文化がこんなに豊かだということを、私は全く知りませんでした。それは、マルセイユでもパリでも感じたこと。

マルセイユからパリまで、TGV(高速鉄道)で約3時間。


パリでは、毎日のように日用品や食材の買い物に行きました。

野菜、肉魚、チーズなど、新鮮な殆どの商品はフィルム包装されていません。八百屋さんは量り売りで、種類ごとに紙の袋にがさっと入れてお会計です。(生のポルチーニ茸が美味しすぎて二度も買いました)

マイバッグの持ち歩きは当たり前!スーパーでもビニール袋が配られることはありません。

どこもかしこも、質が高くて値段も手頃なものばかり。何を食べても美味しい。そしてゴミが出ません!


各所にオレンジを絞る機械が置いてあって、いつでもフレッシュなオレンジジュースが飲めます。


どこもかしこも、bio食品が当たり前。添加物が入っているものを探すほうが難しいくらいでした。


bioとは?


《野菜》

1. 農薬や化学肥料等を使用しないこと。

2.3年間基準を満たした土で栽培していること。

1の基準を満たしていても3 年経過していない場合はBIOと認定されない。


《肉・卵》

1.家畜は狭い檻に入れたりせず、なるべく自然に近い状態で育てること。

2.ホルモン強化剤・肥育用補助剤・予防的抗生物質等の人工的な注入物を使用しないこと。

3.与える餌も農薬・化学肥料等を使わずに栽培し、有機栽培によって生産されたもの。

4.放牧飼育されている場合、家畜の放牧場もBioの認定が必要となる。


《加工品》

1.BIOの環境で育てられた農畜産物・素材を使用すること。

2.合成添加物・化学薬品・加工助剤など使用せずに加工すること。

3. 保存料や着色料も使用不可。

『BESTE ESSEN』より引用)



日本のスーパーでbio食品を見つけることは難しいです。


賞味期限を伸ばすための添加物。

原材料を安く抑えるための添加物。

ツヤを出したり色味を良くしたり、美味しく見せるための添加物。


私は、そんなに賞味期限長くなくて良いから、素材のおいしさを味わいたいから、余計なものを入れないでほしい派です。


自炊したかったので、パリ生活はホテルではなく、Airbnbを通じてアパートを借りました。現地に住んでいる方に、どこが治安が良いかを聞いて場所を選びました。

私が泊まったのは7区にあるアパート。品の良い住宅街で、とても静か!

玄関。こんなクラシックな扉ですが、オートロックが当たり前。

フランスにはお米がない!

レストランに入っても「ライス or パン」ではなく、パン一択。

日本から米と味噌・醤油・菜種油・塩・昆布は持って行ったので、米と味噌スープは作ることができました。ただ、水が硬水だからか?味も匂いもちょっと違う。花のような香りのお米が炊けていました。なぜ?笑



いやしかし、パンが美味しい。

美味しすぎる。

どこで食べても美味しい。

フランスパンにハムとチーズを挟んだサンドウィッチと、クロワッサン、チョコデニッシュ(パン・オ・ショコラ)は、どこのスーパー、コンビニでも買えました。

紙に包まれたバター。チーズ屋さんCANTINで購入したのですが、このまま全部食べたいくらい美味しかった。



朝はパンやチーズを買って、色んな公園に行って食べました。大人も子どもも、レジャーシートを広げて思い思いにのんびりくつろぐ姿が印象的でした。

街中には無数のカフェがあり、テラス席は朝からたくさんの人で賑わっていました。


その光景から、なんというか…


人生を楽しもうという気概を感じる

のです。



『品質を落として、安く』ではなく

『質の高いものを、手頃に』。


ゆったりとした時間を過ごすために、仕事する。美味しいものを食べ、美しい街並みを眺める。


たしかに治安の悪い面はあり、スリや詐欺に遭いそうになることもありました(その話はまた今度!)その点は、日本って安全なんだなと感じます。けれどそれ以上に、心の潤いのようなものを感じました。


長くなりましたのでこの辺で。

また書きます。


今日も素敵な一日を!

愛を込めて。


松本佳奈