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二世帯住宅リフォーム

2019.08.16 04:05

親と子世帯が暮らす二世帯住宅リフォーム、家事の分担や子育ての手助け、親の介護などメリットがいっぱいですが、異なる価値観の家族が同居することになるため、トラブルが起こることも考えられます。時間をかけてしっかりと話し合いを行い、快適な住まいを作りましょう。

①二世帯住宅のタイプ

二世帯住宅のタイプには大きく分けて3タイプあります。東亜ハウスでは、お客さまと打合せを行い、各世帯の価値観や生活スタイルを考慮し、一番適したタイプを提案させていただきます。


親世帯と子世帯が完全に分離しているタイプです。建物は一つですが、建物内では共用の空間は一切無く、玄関の扉から2つに分かれており、水回りの設備もそれぞれ2つずつ設けます。

すべてを2つ設ける必要があるため、コストは高く建物も大きくなりがちですが、各世帯のプライバシーは守られます。

リフォーム工事も一世帯の建物を二世帯にする場合、1,2階全てを工事する必要があるため、間取りを大幅に変更する必要があります。


玄関や廊下などの一部の空間を共有し、そこから各世帯へ分かれるタイプと、浴室やキッチンなどの水回りの設備までも共有し、生活スペースのみを分離するタイプがあります。どちらも部分分離型ですが、取り付ける設備が多くなるほどコストは高くなります。

このタイプは、各世帯がどの程度プライバシーを許せるかが焦点となります。じっくりとお互いが話し合ってプランを決めていく必要があります。

ある程度の空間を共有しながらも生活スペースは分かれることから、プライバシーが守りつつコストを抑えることが出来るため、部分分離型を選ばれるお客様が多いです。


昔ながらの大家族が暮らす家みたいに、寝室、居室以外は全て共有となるタイプです。浴室やキッチン等の水回りの設備が共有となるため、親世帯と子世帯の関係が良好である必要があります。

共有部分が多いため、リフォームコストも削減できます。

リフォーム工事は、1階に親世帯の居住空間を確保し、古くなった水まわり設備を一新する内容が非常に多くなります。

▲部分分離型 3世帯住宅リフォーム事例


②メリットとデメリット

日常生活での家事の分担や、子育て・介護のサポートなど、お互いが協力し合えるのが二世帯住宅を建てる最大のメリットです。

 また、お互いがサポートを受けやすい環境のため、子供の面倒を見てもらう、体調不良等の緊急時の対応をしてもらうなど、安心して生活することができます。

電気やガス、水道料金も分けて精算するよりもまとめたほうが安くなる場合があります。


一つの建物に価値観の異なる家族が生活をするため、家族間のトラブルにつながる可能性もあります。プライバシーの確保が難しく、お互いが気を使ってギクシャクすることも考えられます。

工事費用について、通常のリフォームと比べ、水回り設備が増えたり、間取りを大幅に変更したりするため、高額となる場合が多い。

電気やガス、水道料金を世帯別に分けてないい場合、各世帯での利用状況がわかりにくい。



③計画のポイント

各世帯のプライバシーのどの程度確保するかを打合せさせていただき、それによってどのタイプの二世帯住宅にするかを提案します。また、各世帯間の防音対策も含めて検討が必要となっています。


間取りプランとしては、一階に親世帯と共用部分、二階に子世帯が一般的で、一階はバリアフリー化を行い、親世帯が安心して生活できる環境をつくる必要があります。


従来の建物の大きさでは、二世帯分のスペースが取れないことがあるため、親世帯の寝室や浴室などを増築し、スペースを確保する場合があります。また、建ぺい率等の関係で増築が出来ない場合もありますので注意が必要です。

▲既存スペースが足りなかったため増築


二世帯住宅リフォームは、通常のリフォームと比べ色々と制限・成約があるため、遥かに難しい。プラン、費用分担等もあるため、とにかく入念な打合せが必要になってきます。