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【Book】革命のファンファーレ 現代のお金と広告

2019.07.21 13:12

Hola!

GATOです


本日は西野亮廣著の『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』をご紹介します。お金の正体、お金の集め方など、西野亮廣の絵本「えんとつ町のプペル」の経験を元にご紹介している本です。

*Introduction

西野亮廣 Nishino Akihiro

1980年兵庫県生まれ。芸人。絵本を含め多数著書あり。絵本「Dr.インクの星空キネマ」「ジップ&キャンディロボットたちのクリスマス」「えんとつ町のプペル」小説「グッド・コマーシャル」ビジネス書「魔法のコンパス」がある。

*Summary

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本「えんとつ町のプペル」を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、"現代のお金の作り方と使い方"と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方とは、、、


*Contents

→Index

・他人と争った時点で負け。自分だけの競技を創れ。

・キミの才能を殺したくなければ、お金の正体を正確に捉えろ。

・お金を稼ぐな。信用を稼げ。「信用持ち」は現代の錬金術師だ。

・意思決定の舵は「脳」ではなく、「環境」が握っている。

・入り口でお金を取るな。マネタイズのタイミングを後ろにズラして、可能性を増やせ。

・作品の販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ。

・インターネットが破壊したものの正確に捉え、売り方を考えろ。

・2017年1月。お金の奴隷解放宣言。

・無料公開を批判する人間に未来はない。

・過去の常識にしがみつくな。その船は、もう沈む。逃げろ。

・ネタバレを恐れるな。人は「確認作業」でしか動かない。

・作品の無料化が進み、エンタメ業界は完全な実力社会になる。

・その作品を守る為に、「著作権」は本当に必要か?

・本を売りたければ、自分で1万冊買え。そこで必要なのは「財力」ではない。「努力」だ。

・「セカンドクリエイター」を味方につけろ。

・信用時代の宣伝は、口コミが最強。口コミをデザインしろ。

・自分の作品と、社会を一体化させろ。

・努力量が足りていない努力は努力ではない。誤った努力もまた努力ではない。

・ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。

・お客さんは、お金を持っていないわけではなく、お金を出す「キッカケ」がないだけだ。

・インターネットは「上下関係」を破壊し、「水平関係」を作る。

・《後悔の可能性》を片っ端から潰せ。

・老いていくことは「衰え」ではない。「成長」だ。

・次の時代を獲るのは「信用持ち」だ。

・本ではなく、店主の信用を売る本屋、『しるし書店』。

・売れない作品は存在しない。キミの作品が売れないのは、キミが「売っていない」だけだ。

・出版のハードルを下げ、国民全員を作家にする出版サービス、『おとぎ出版』。

・踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報だ」



→Spoiler

私の印象に残った部分についてご紹介します。


・キミの才能を殺したくなければ、お金の正体を正確に捉えろ。


クラウドファンディングとは何か?

クラウドファンディングとは「信用をお金化する為の装置」だ。お金を出してもらうスポンサーは好感度を求める。そのスポンサーにお金を落としてもらうために、美味しくないものを美味しいという。そういうタレントが辿り着く場所が認知タレントである。


認知タレントの言葉には嘘が含まれる。だから信用がない。お金を集めようとした時に認知タレントにお金は集まらない。信用がないからだ。


好感度と信用、認知と人気、はそれぞれ全く別物だ。「お金は信用を数値化したもの」であり、「クラウドファンディングは信用をお金化する為の装置」だ。


・作品の販売を他人に委ねるな。それは作品の「育児放棄」だ。


渋谷駅の看板などといったものは刹那的な広告である。広告効果が続く広告が最も良い。そんな時に使えるのがアンチである。


アンチはどんどん宣伝を広げてくれる、コストパフォーマンスが良い。オセロで言う、たくさん取らせるだけ取らせておいて、最後に一つだけ角に石を置いておけばいい。感情に任せた下手なツッコミは僕がわざわざ手を下さなくても自然淘汰される。



・インターネットが破壊したものの正確に捉え、売り方を考えろ。


学校はお金のことを教えてくれない。多くの先生は社会に出たことがなく、加えて公務員なので、お金をつくる経験や知識については壊滅的状況にある。だから、学校はお金のことを教えることができない。学校はお金の稼ぎ方を学ぶ場ではない。学校の特性を把握することが重要である。


インターネットが何を生んで、何を壊したのか。それを把握することで、インターネットを使って、上手に広告を打つ方法がわかってくる。


本屋さんでは売れる商品が売り上げの80%を占める。20:80の法則という。これを表した図を「ロングテール」という。つまり売れない商品は置いておく価値がほとんどない。だがインターネットでの通信販売によって、物理的制約のある書店ではなく、制約の少ないだだっ広い倉庫に多くのさまざまな書籍を置いておくことができる。客はあるかどうかわからない書籍を探しに、書店に足を向けることのないインターネットに商品を求めるだろう。


インターネットは物理的制約を破壊したのなら、それに合わせて売り方も変化させていなければならない。



・努力量が足りていない努力は努力ではない。誤った努力もまた努力ではない。


えんとつ町のプペルの絵本の形は正方形である。それはインスタグラムに投稿し、宣伝効果を煽る為にそう作られている。つまり売れるまでの導線は自分で作る必要がある。


時代にそぐわない誤った努力を続けていたら、それもまた努力ではない。


常識を疑い、実践し、修正点をあぶり出し、伸ばすべきポイントを徹底的に伸ばす。その繰り返しだ。その先にしか、未来はない。



・ニュースを出すな。ニュースになれ。自分の時間を使うな。他人の時間を使え。


「大切なのはニュースに出すことではなくて、ニュースになることだ」



・本ではなく、店主の信用を売る本屋、『しるし書店』。


出版不況。本当にキズ本には価値はないのか?例えば孫正義のしるしが入った本、価値は定価より高いのではないか。



・売れない作品は存在しない。キミの作品が売れないのは、キミが「売っていない」だけだ。


負けない(負けようがない)下地を作って、頃合いを見計らって勝負に出る。


「需要を事前に知れる時代に、需要を事前に知る努力をサボり、延々と博打を続けている出版業界」


需要を操作するのは難しいけれど、需要を事前に知り、必要な分だけを知ることができる。



最後に

「この時代を生きたいのなら、自分の人生を生きたいのなら、決定権を持て。」

それでは

Chao!