ブラックカランツケーキ Black currants cakes
こんにちは!
急に夏らしくなってきました。
これから寝苦しい夜が来るのかと思うとゆううつですが、暑さにも負けずお菓子作りです!
今日ご紹介するブラックカランツケーキは、普通の家庭のお菓子です。

特にこれと言った歴史もエピソードもないのですが、なぜこのお菓子をご紹介するかというと、単純にウェンディに教わったお菓子だからです。
このお菓子を作ったのは留学も残り1か月くらいになったある日、たまたまフレッシュなカランツがあって、私が何か作りたそうにしていたために教えてもらったもので、ベースはビクトリアスポンジです。
いくら私が意欲的にイギリスのお菓子が教わりたいんだ!と言っても、そこは普通の家庭ですからもちろん限度があります。
恐らくカレッジに通っていたとしても、習えるお菓子というのは限られていて、特にイギリスのお菓子を特別に教えている、という学校はほとんどあません。
しかし、一般家庭でお菓子を教わることのメリットは、私の場合は特に、お母さんが実際に子供たちに作っている、本物の家庭菓子が習えるということです。
つまり、今回のように、この材料がないから代わりにこれを使おう、逆にこれがあるから一緒に使っちゃおう、という、プロフェッショナルなキッチンでは絶対に起こらないことが、日常的に体験できるということなんです。
何を大げさな、と思われるかもしれませんが、当時の私にとって固定観念をくつがえすのって結構難しいことで、ビクトリアスポンジはこういう形をしている、マデーラはこう、スコーンはこう、という決まった形をいとも簡単に変えていくウェンディのやり方は、とても勉強になったのです。
と言っても今回はフレッシュフルーツを散りばめただけなんですけどね。
ビクトリアスポンジを使ったというのがポイントなんです。
ウェンディはこのビクトリアスポンジを使ってカップケーキを作ったり、余ったらトライフルを作ったりと、いろいろな場面で登場させていました。
というわけで、ブラックカランツケーキのレシピです。
ブラックカランツケーキ Black currants cakes
バター…125g
カスターシュガー…125g
卵…2個
薄力粉…125g
ベーキングパウダー…小山盛で1tsp
ブラックカランツ
①バターと砂糖をクリーム状になるまでよく混ぜる。
②よく溶いた卵を少しずつ加える。
③薄力粉とベーキングパウダーを一緒に古い、2に加えて切るように混ぜる。
④型に移し、表面をならして、ブラックカランツを上に散りばめる。
⑤180℃に予熱したオーブンで、15から20分焼く。
このレシピは、通常作るビクトリアスポンジの半量になっています。
特に目新しいことはないかもしれませんが、ビクトリアスポンジとベリー系の果物はとても相性がいいので、いろいろなフルーツで試してみてください。