化粧品OEMで実現!|美容室のシステムトリートメント
近年、美容室オーナーからのOEM需要は増え続けています。
事実、最近は小ロット製造に対応してくれる受託会社が増えたことで個人経営の美容室でも取り組みやすくなっており、多くの美容室が取り組み始めています。ただその一方で、最初に作った在庫を売り切れずに終わってしまっている美容室も少なくありません。
実際、OEMは販売価格・利益率の設定やECでの販売展開など自由にできるため、拡販できれば大きな利益をあげられる可能性があり魅力的ではありますが、競合も多く他社商品との明確な差別化や独自の販売チャネルの確立ができないとなかなか大きな成功に繋げることが難しいアイテムでもあります。
この記事では、OEM商品を検討している美容室向けに、今までにない差別化ができるOEMのアイテムやその実際の作り方を紹介し、成功の後押しになるような情報を提供できればと思っています。
■美容室オーナー必見!化粧品OEMにシステムトリートメントが誕生
美容室でOEM商品を作る場合、シャンプー・トリートメントやアウトバスなどの店販商品が殆どです。
美容室にとって最も身近なカテゴリの商品であるため盲目的に選ばれがちですが、実は数ある競合商品との差別化を図ることが難しく、また店販商品であるためサロンメニューとの連動がしづらいというデメリットもあります。
また、店内以外の販路で拡販しようとした場合には非常に競争の激しい市場であるため、明確な戦略を持って臨む必要があります。
そこでおススメするのがシステムトリートメントです。
通常だとサロン内で施術する業務用商品になりますが、現在店販用として販売ができるシステムトリートメント商品が誕生しています。
一般市場にはあまりないカテゴリであるため差別化が図りやすく、またサロンメニューとも連動できることが大きな強みです。その他、店内以外の販路で拡販する場合にも競合の少なさは非常にメリットとなります。
■システムトリートメントの需要は増加傾向
サロンメニューの中で、システムトリートメントは需要が伸びている数少ないメニューの1つです。
お客様にとっては自宅ではできないサロンメニューならではの効果と仕上がりが実感でき、美容室としてもアシスタントでもできる生産性の高いメニューであるため、双方にメリットがあるのも要因の1つです。
近年各メーカーから様々なシステムトリートメントが販売されており、それにあわせて多くの美容室でお客様に合わせた提案ができるようにトリートメントメニューの充実を図っています。
その中でも特にクイックタイプのトリートメントはリーズナブルな価格帯と時間のないお客様にも提案がしやすいというプラスワンメニューとしての価値が見直されており、ここをどう強化していくかが重要になってきています。
■システムトリートメントを店販化するメリットとは?
1、次回来店までサロン帰りと同じ綺麗な髪をキープできる
美容室で綺麗になったお客様の髪を次の来店まで維持させることは美容師の大切な仕事であり、その役割を担うのが「システムトリートメント」と「店販」です。
システムトリートメントの持続はおおよそ2週間程度が目安となりますが、だからと言って2週間おきに美容室へ来店してもらうことは不可能であり、店販についてもシステムトリートメント程の効果は期待できないため、今まではどうしてもお客様の髪の状態を長い期間カバーしていく事は難しい部分もありました。
そこでサロン施術と同じシステムトリートメントを店販として販売することで、次回来店時までの長い期間をサロンと同じレベルのケアでカバーしていくことが可能となるのです。
2、店内施術時間0分でサロンクオリティの仕上がりを提供できる
今までのシステムトリートメントは、スタッフが時間をかけ施術することでサロンクオリティの仕上がりを提供していました。
しかし、システムトリートメント自体をお客様へ販売することで、美容室で2週間おきにトリートメントをした仕上がりを時間と費用をかけずに提供できるようになります。
3、ブルーオーシャンなネット市場
ありとあらゆる商品がネットで買える現在、シャンプー・トリートメントなどのメジャーな商品は特に競合の激しい市場となっていますが、自宅用システムトリートメント商品はまだ競合の少ないブルーオーシャンな市場です。
“美容室で行うトリートメントメニューが自宅で手軽にできる商品”を“美容室が販売する”という今までにないメリットは、ネット市場で展開する際に非常に大きな独自の魅力となります。
■超実感型2STEPトリートメントの威力
1、2 STEPプロセスで、サロンでも自宅でも簡単使用
つけて流す→つけて流すの2 STEPなので、サロン施術においてもお客様が自宅で使用する場合でも“時間”も“手間”もかかりません。
また、特別な技術は一切必要ないので、誰が使用しても仕上がりに差がでることもありません。この“時間と手間がかからない”というのは、特にホームケア商品としては最も重要なポイントになります。
2、クイックでも効果が実感できる本格的トリートメント
2 STEPでありながら3 STEPや4 STEPのトリートメントに全く引けを取ない仕上がり感と、短時間で髪の変化を実感できる即効性は、STEPが多い程仕上がりが良いという業界のイメージを覆します。
3、高利益を実現するコストパフォーマンス
サロン施術でも店販としてもしっかりと利益を得られるコスト設定と、時短施術でも高いメニュー価格設定も可能にする仕上がり感は、サロンの生産性を高め、高利益をもたらします。
■広がる売上アップ策
1、客単価向上
店内での店販売上、メニュー売上の向上
施術のみのメニュー売上だけではなく、継続的な店販売上で双方の売上を向上させていきます。サロン施術と店販のインクルードメニューもおススメです。
2、リピート率向上
オリジナリティの高いOEMによるリピート率向上
オリジナル商品は気に入ってもらえればリピート購入は必ず自社からとなり、更に競合他社にはない商品となれば似たような商品への流出もないため、リピート率の非常に高い商品となります。
3、収益向上
ネット販売で新たな収益の柱がつくれる
OEM商品のメリットの1つは、自由にネットで販売ができることです。
店内での販売のみではターゲットとなるお客様の数に上限がありますが、ネットで販売することでターゲットは限りなく広がります。
うまく軌道に乗せることができれば、サロン収益とは別の大きな収益となる可能性があります。
その他、美容室のお客様が来店周期の間でもネットで購入できるシステムがあることで、顧客満足度を上げられるサービスになることもメリットです。
■化粧品OEMを依頼する際のポイントを解説
OEMでオリジナル商品を作る為にはOEM受託会社へ依頼する必要があります。
受託会社自体は国内に数多く存在しそれぞれで強みや特徴も変わりますが、依頼する上で何より一番重要なのは製造を請け負ってくれる「最小ロット」です。
この最小ロットは各受託会社によって変わり、100本から可能な会社もあれば、3,000本からの会社もあり様々です。
OEM商品は、競争の激しい化粧品市場の中で売れるかどうかまだわからない状況で大きいロットで作ってしまうのは大きなリスクとなります。
特に初回はできる限り費用と在庫リスクを抑えるため、小ロットで製造できる受託会社(具体的には100本未満でも製造を請け負ってくれる先)に依頼できることがベストです。
■まとめ
競争が激化している昨今の化粧品市場では、“品質の良い商品”だけでは確実に売れる保証はどこにもありません。
闇雲に参入するのではなく、ブルーオーシャンを見つけ、更にそこにはどのようなニーズや悩みがあり、どのような商品であればそれに応えられるのか、作ろうとしている商品は「どんなターゲット層に向けた」、「どんなニーズに応える商品なのか」を明確にした商品作りが大切です。
そして、OEM商品は作って終わりではく、作ってからがスタートです。
せっかく商品を作っても存在を知ってもらえなければお客様の元に価値を提供することすらできません。
最初は認知度、知名度ともほぼ0からのスタートです。ターゲット層にはどの販売チャネルで、どのようなプロモーションで、どういった訴求であれば響くのか、本当に必要とされる方の元にオリジナル商品が届けられるように戦略を立てていくことが成功へのプロセスです。