ライスワークとライフワーク
キャリアコンサルタント三本人志です。
以下は現在就職活動をするかどうか悩んでいる、もしくはそういう知り合いや親戚を持っている方に拡散して戴きたい記事です。
先日大学時代の同僚のライブを見に行きました。
京都に遠征してきたようです。
彼は私と同い年。アラフォーです。
それなりの大企業でそれなりのポジションを務めつつもバンドを続け、先日タワーレコードの「タワレコメン」として推薦を受けたとのこと。活動がかなり軌道に乗ったようです。FMのランキングにも入るなど、かなり良い感じです。
(クリスペプラーに曲紹介を受けるということにとても感動していましたね。分かる人には分かりますよね?)
やりたいことを貫くのか、一度就職するのか
「バンドを取るか仕事を取るか」
バンドマンが一瞬?一度は考える選択肢ではないでしょうか。スキルの無い私でもそうでしたから。。
(一応私のバント経験をお伝えすると、ラジオに出演したり、CDをリリースしたりといった活動を経て下北沢シェルターでのライブを最後にバンドを解散し、それぞれのメンバーが就職しました。それなりにですがインディーズ活動?を展開していました、、)
今あえて振り返る「学生時代にバンドマンを志すメリット」
・追い込まれるのでモチベーションが維持できる
・同じ志の人と仲良くなれる
・人生において後悔しないまでやり尽くせる
・就職活動をしなくて済む
・引っ越ししなくて済む
・バイト先を変えなくて済む
・そこまで大きくライフスタイルを変えなくて済む
今振り返る学生時代にバンドマンを志すデメリット
・バイトが忙しい
・親や友と少し距離が生まれる
・子を持つとそれなりのお金が必要
となると、バイトでの稼働は必然的に増え、そもそも創作に充てる時間がなくなる
・新卒入社でなくなるので人気企業への合格は困難に
筆者の感覚
これまでの人生の満足度をライフラインチャートで振り返ると、私がバンドマンとして東京で全く知らないお客さんにCDを買ってもらえた時の満足度を超えたことはありません。
企業でどんな成功を収めようが、賞を受賞しようがバンドマンとしての満足度を超えることはありませんでした。
自身の想いを形にし、誰かの共感を読んでその人の人生に良い影響を与えたい。
その人生の目的に沿っていたのはおそらくバンドであり、大手企業での功績よりも自身の軸の中ではバンドの方が大きかったのではないか。そう思います。
かといって、大学院進学後、大手企業に就職したという選択は正しかったんだと確信しています。
あなたの人生の岐路に置いて、考え抜いて出した結論に沿って人生を歩むことこそ正しい道なのです。
二兎を追うことも可能
私の友人は一度大手企業という世界を見ながら、その中で様々な経験をしつつ、様々な世界を見ながら音楽という道も進み続け、夢が結実しようとしています。その過程において、家庭を持ち、また別の幸せも獲得しているのです。
彼がライブをしている間、奥さんや子供さんは京都観光をしていたのですから。。
まとめ
社会に出ることは決してあなたの夢を断つことではありません。むしろ様々な価値観に触れ、多くの安定さえもたらしてくれるものです。
退路を断つことも正解の一つです。追い込まれるからこそ産まれる力は必ず存在します。
ただ私の場合は音楽は自らの想いを載せるツールの一つであり、それが文書でも書籍でも代替可能なのかもしれません。それは社会に出て初めて感じる感覚です。
この記事を読んでそれぞれの方が何か感じるところがあるのではないでしょうか。
その想いを掘り下げ、あなたが納得いく人生を自ら選択していくことが重要です。
その選択の一つの材料として、この記事があなたの役に立てば、私はとても嬉しいです。
その数が増えれば、東京でのライブの満足度を超えるかもしれない。
そう思いながら私も歩みを止めず行動し続けたいと思います。
稼ぐため、食う為のライスワークと、人生の目的であるライフワーク。
明確に区別する必要はありません。