フルートは音が出せませんでした(東京音大吹奏楽アカデミー楽器別指導法)
下野竜也先生指揮による東京音大吹奏楽アカデミーの春期修了演奏会で今年度前半の授業は終わりました。
本番を控えての臨時練習が続く中、当然学校ですから他の授業もあるわけで、このブログでもいつも紹介しています楽器別指導法の授業が平行して行われていました。
前期の最後は山内先生によるフルートについて。
楽器別指導法は最低2回の授業でひとつの楽器について学びます。
前半はフルートの歴史について。
前回の蓼沼先生のサックスの時に続きましてまたもや素晴らしい冊子を作られていて、いよいよトランペットも真似させてもらう気まんまんでございます。
大変だ。大変だけど今年作ってしまえば来年度はちょっと楽なので夏休み中に頑張ります。
授業では歴史について学び、その後楽器の構造と音の出る仕組みについて解説していただきました。
そして2週目は実践です。
何と全員に1本ずつ楽器が用意され(しかも多分新品)、組み立て方を教えてもらって実際に音を出してみました。あの新品ぽいのはどうしたのだろう...。
見学していた講師にもアルトフルートの頭部管だけ借りて音を出して遊んでいました。
いつも関心するのが、アカデミーの学生は自分の専門以外の楽器をなぜあんなにピューピュー出せてしまうのか。
僕も以前にも何度かフルートを吹いたことはあるのですが、音が出ません。出なくてあれこれやってるうちにだんだん気持ち悪くなるので多分向いてないんです。別にいいです。悔しくなんてありません。
そして最後に様々なフルートを紹介してくださいました。
やはり印象深いのがコントラバスフルート。
フルート、という楽器のイメージとはだいぶ違う独特な形状とサウンド。すごい量の空気を使うそうです。フルートの学生も試しに演奏し、バスフルートの音も聴かせてくださいました。
楽器別指導法はその楽器の歴史や構造を知ることもそうですが、それぞれの楽器の魅力を感じられる授業でもあります。専門楽器ばかり学んできた者としてこの時間、とても勉強になっています。
ありがとうございました。
荻原明(おぎわらあきら)