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TURTLE MARKETING ACADEMY

168.塩月弥栄子さんの言葉をマーケティングに転用

2019.07.22 23:59

紹介した塩月さんの言葉、相手に対して純粋に関心を寄せること、相手を思いやることは、私流のマーケティングの定義である「相手の立場に立って考え、そして行動する」と同義語だと思います。誰でも他人に自分の腹の内は見られたくないものですが、不思議なもので、そう思って接していると、相手も同様に腹の内を隠し応じてくるのです。これでは両人共が心に鎧を着て話し合っているようなもので、これでは良き人間関係を築くことはできません。お互いが鎧を脱いで裸にならないと心が通じあいません。さて、そこで問題になるのは誰が先に鎧を脱いで無心になるかです。私自身は先に腹を割るよう心がけています。自分を飾らないで、プライドなんていうものがあればそれも脇において、正直に真摯な気持ちで接せるように心がけています。そうすると、相手も緊張の鎧を取り除いて応じてくれます。しかしながら、時々、自分だけ裸になって相手は鎧を着たままの状態の時もありますが、それはそれで良いと、自分が努力した結果なのだからと諦めることにしています。

塩月流の方法は、企業と消費者との関係でも同じことです。消費者志向は消費者に「おもねる」ことだと誤解する人がいますが、消費者の機嫌をとることではありません。正直に、そして、毅然とした態度で「真摯な心」を提示すれば、消費者も真摯に応じてくれるはずで、その結果、必ず良好な関係を築くことができると信じています。