育むちから
ネオスタンダードトークショー。
すっごい濃い内容だった。
まおさん、みかさん、えみさん、それぞれが、自分の体験から話をしてくれて。
とってもリアルで。
わたしはトークショーの間、NEO STANDARDの空間、空気感、エネルギーを香りにチェンジする、ということをしていたのだけれど、その間、調香ノートにメモしていたことがひとつ。
「育む力」
えみさんのパート。
商品を産み出して、宣伝して、販売して、というサイクルの中で、その一定のサイクルに重きを置いてしまうと、サイクルに飲まれてしまう。
肝心の、産み出すエネルギーが枯渇してしまう。
しっかり育んで、出す。
その時間を持つことが大事。
育んで、育んで、育む。そのことが、ひとを惹きつけるバキュームとなる。
しっかり育んだからこそ、100%でプレゼンテーションができる。そして、その熱量が伝わって、顧客獲得につながる。
そのお話を聞いたとき、はっとした。
わたしは、これまで確かに、サイクルの中で生きてた。そしてときに枯渇してた。
もちろん商品やサービスを大事に産みだしてきたのだけれど、やっぱり、1週間、1ヶ月、1年・・というサイクルに縛られて苦しくなることが多かった。
昨年は数ヶ月間、ほとんど香水をお休みしていた期間があって。その期間にじっくり考えたり休んだりしたからこそ今も香水を続けられているのだけれど、どこか、その時間を「無駄だったんじゃないか」って思ってる自分がいて。
でも、それは、エネルギーが枯渇したから、続けていくために、次のサービスをしっかり提供するために、「育む」時間を設けていたんじゃないか、って思った。
今回のイベントで、eau de vie という香水をプレ販売したのだけれど、
わたしはこの香水をつくるって決めたときに、絶対に焦らないって決めてた。
「いつまでに」って思った時期にできなかったら、延期する。
「これだ!」って思うものができるまで、ちゃんと我慢する。
今回、一応、プレ販売という形にしてギリギリに完成したのだけれど、香水瓶のペンダントでつくったパッケージも、香りも、「絶対に素敵だからオススメ!」って心から言えるものができた。
「素敵だね」「良い香りだね」って褒めてもらったら、
「そう!本当に素敵なんです、これ!」って返してた。
「おすすめです!」って。
しっかり育んだんだなってえみさんのお話を聞きながら答え合わせしてた。
そして、もっともっと育んでみたいって思った。
サイクルに回されるのではなく、自分が、自分のタイミングでサイクルになる。
それが、ネオスタンダード。
わたしはこれから、eau de vieのフルサイズを完成させて、
そして、
また、新しいサービスをスタートさせたいって思ってる。
このタイミングで、このお話を聞けてよかったな、って思った。
↑↑↑photo by 神岡進吾 Thank you!
まおさん、みかさんのお話もそれぞれの「基準」をつくりあげる過程の、具体的なエピソードがたくさんあります。
参加されたかたも、できなかった、ってかたも。
7月30日まで、オンライン配信の申し込みをしています。
当日参加と同じく、料金は自分で決められます。
ぜひ、聞いて欲しいな。
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旅する調香師YUka