小動物臨床を志した理由
こんにちは。
社会人になって今年は8年目。
とはいっても、妊娠中に切迫早産となり、2018年4月から休養→出産・退職という流れなので
実質は丸7年間、社会人として働いたといえます。
そんな7年間で、神戸・大阪の2つの病院に勤務しました。
社会人1年目から毎日遅くまで同僚とがむしゃらに働いて、先輩にはたくさん叱られて。
とても大変な仕事だけど、やりがいや充実感があり、
「おばあちゃんになっても獣医師でいたい。ずっと一生、この仕事をしていきたい」
「家庭をもって、できれば子どもも出産して、それでも働きたい」
そんな思いが募っていきました。
そして結婚や出産などいろいろなタイミングが重なり、念願かなって、このたび開院に至りました。
なので私としてはごくごく自然の流れでここまで来たのですが、
大学の友人たちはびっくりしています。
なぜなら、大学入学当初から6年生で就職を考え始めるころまで
小動物臨床、いわゆる「動物病院の獣医さん」志望ではなかったから。
そんな私が、あれよあれよと、たくさんの方々との出会いや経験により
確信をもって
「小動物臨床の獣医師としてずっと働きたい!その仕事で役に立ちたい!」
と話すようになりました。
10代の私には想像だにしなかった仕事をしているように思えて、
根っこで目指しているところは変わっていないなとも感じています。
この辺りのことは長くなるので、また改めて。
ともに生活をしていくと、動物たちを通して、私たち人間が知ることはたくさんあって、
さまざまな気持ちや、考え方や、経験が、
動物たちが生きた時間だけでなく、その先も私たちを支えてくれる。
その時に楽しむことも、悩むことも、その後に振り返ることも全部含めて
かけがえのない時間になる。
より豊かに、より深みのある時間になるよう、
私は動物病院、という形でみなさんに寄り添っていきたいと思います。
はな動物病院 獣医師 本田