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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編113』

2019.07.25 08:20

直己と別れて自宅へ帰ると、ベランダからまりあが身を乗り出して、大きく手を振っている。





「なおちゃーん!お帰りなさぁい」




「まりあ…」




笑顔で手を振り返してからすぐに、直人は辺りを警戒した。




碧が訪ねて来ないとも限らない。




フリーのカメラマンがスクープを狙って、どこかに潜んでるかもしれない。




直人は思った。





日が高いうちはベランダに姿を見せないように、まりあに言っておかないと。






玄関を入るや否や、待ちきれなかったようにまりあが抱きついてきた。




「まりあ、一人で寂しかった?」




「うん、会いたかったよ、なおちゃん」




「ケーキでも作ってたの?ほっぺにクリームがついてるよ」




「ほんと?取って」




「甘えたさん」




直人は靴を履いたまま、エプロン姿のまりあを抱いて、生クリームを吸いとった。




「ありがと」




「ほら、まりあがピンク色になった」




「ん…嬉しくて、恥ずかしいから」






新婚ってこんな感じなんだろな…




俺、まりあに何か言うことあったんじゃ?







そんな事を考えながら腕の中にいるまりあを見ていると、なんだかどうでもよくなって、優しくキスを交わした。




明るい我が家で、温かい食事を作りながら待っててくれる人がいる。




それだけで満たされていた。





つづく