薬膳教室木の芽

紫蘇と艾葉(ヨモギ)

2019.07.25 14:33

西新の整体サロン

「ロジウラサロンととのえ 」さんでは

紫蘇陳皮茶とヨモギ茶が人気のようです。


ヨモギのお茶を飲んだらお腹を下したという質問がありました。


あれ?ヨモギはお腹を温めて腹痛を止める作用があったはず…と思い、改めて調べ直してみました。


ヨモギは温性で辛味と苦味の性質があります。

苦味の働きのひとつに瀉下(しゃげ)というものがあります。

(便などを)激しく出すという意味です。


なので、一度に沢山摂取するとお腹を下す可能性もあります😱


ヨモギは血の巡りを良くして体を温める性質があります。

冷えからくるタイプの腹痛にはおすすめです。




同じ温性で、胃腸の調子を整える食材に紫蘇があります。


紫蘇は温性で辛味の性質があります。

辛味の働きのひとつに、気を巡らせて発散するという性質があります。


体の表面を温めて、発汗作用により湿気や寒さを散らします。


梅雨時の湿気で胃腸の調子が弱くなったときにおすすめです。



このように

同じ腹痛でも、治療の仕方が少し異なります。腹痛のタイプによって使い分けることが大切です。


また、同じ体を温める食材でも性質が少し異なります。