『国樂』振興と唱歌の栄枯盛衰[4]
《G-clef Presents vol.44 : ♪非日常空間♪ Salon G-clef Concert mov.20》
2019/08/25(日)13:30 - 15:30
♪流石は初代相方
良くも悪くも(?)、ピアニストに任せっきりの演奏でした。
だってもーめっちゃ歌い易いねんもん♪ 24年のブランクあるとは云え、学生時代の初代ピアニスト。当時からピターーッと息の合った演奏で、こっちがコケても上手い事拾ってくれるし、どんなに溜めてもコッテリ歌ってもいい感じで合わせてくれるし、結構好きに歌わせてくれたのは今も変わらず。まぁそれなりにお互いに積んできた人生経験が演奏に加味されたとは云え、人間基本は変わらんのですw。
♪膝が笑った
自身の体調的にはまぁまぁかなぁという感じ。始終ピアニストに頼りきって楽させてもらいましたゎ。ボケ・ツッコミも拾ってもらえたし(`・ω・´)b。楽しすぎて痛みを感じずその事に意識も行かず、いい感じで歌に集中出来た結果雑念もなく、結局立ちっ放したせいか最後の方では若干膝笑ってきて力抜けそうでしたが、まぁ何とか大きな支障もなく終われました(左手でずーーっとピアノにしがみ付いてたけど)。
♪結局喋るんかいw
今日はシャベクリ少な目解説サクサクで時間通り(いつもから言うとちょっと短め?)で終わり、オマケでYAMAHAのfife(ファイフ)という横笛を演奏したところ、客席から解説を求められまんまと(ぃゃ待ってましたとばかり)乗っかり、ウンチクでこれまた盛り上がる。フルートとソプラノリコーダーまで引っ張り出してきて、音の違いを聴いてもらったりと、笛のウンチク垂れ始める。結局番外編が一番長かったかもww
♪お客様は○○です
ドレス着てピヨピヨしてた頃から、ホルモン治療して声変わりを経験して、尚もソプラノで歌いつつたまぁに出してくる男声でちょっとお客さんを驚かしてみたり(両方を1曲内で歌う事自体、普通にビックリするょな(;^ω^))、歌ってる最中に痙攣起して、そこからの筋肉談義してみたり。それを実際の講義みたいに興味持って聞いて質問してくださるお客様も、まぁレアっちゃぁレアな存在ですよね(*´艸`*)。
最近は、唱歌をほぼ習わずに育った世代が興味を持って来てくれます。「知らない事を知れるから楽しい」と。うちのお客様は真面目な方が多いなぁ。『ただ歌う』だけではないレアなコンサートを続けてきて良かったと思う瞬間です。演奏家冥利に尽きるとはこの事かも。
ご来場の皆様、ありがとうございました。
ひなちゃんもお手伝いありがとうね!!
<プログラム>
■唱歌:
♪ふじの山
尋常小学読本唱歌
♪案山子(かかし)
尋常小学唱歌[二]
♪村の鍛冶屋
尋常小学唱歌[四]
■童謡:
♪十五夜お月
詩:野口雨情
曲:本居長世
♪通りゃんせ
詩:野口雨情
曲:本居長世
♪しゃぼん玉
詩:野口雨情
曲:中山晋平
■日本歌曲:
♪母のこえ
詩:大木敦夫
曲:山田耕作
♪行々子(よしきり)
詩:清水重雄
曲:信時潔
♪わたりどり
詩:北原白秋
曲:松本民之助
■西洋歌曲:
♪Не искушай мена без нужды ...- Элегия 誘うな(エレジー)
詩:バラトィーンスキィ
曲:ミーハイル・グリンカ
♪Венецианская Ночь - Фантазия ヴェネチアの夜(ファンタジー)
詩:コズローフ
曲:ミーハイル・グリンカ
♪Die Zeitlose イヌサフラン
詩:ヘルマン・フォン・ギルム
曲:リヒャルト・シュトラウス
♪Ach Lieb, ich muss nun scheiden ああ恋人よ、行かねばならない
詩:フェリックス・ダーン
曲:リヒャルト・シュトラウス
♪Не ветер, вея с высоты ... 風ではない
詩:アレクセィ・トルストーィ
曲:ニコラィ・リムスキィ=コールサコフ
♪Не пой, красавица! 歌うな、美しい娘よ!
詩:アレクサンドル・プーシキン
曲:ニコラィ・リムスキィ=コールサコフ
♪Quando ti rivedro いつまた君に逢えるだろうか
詩:不詳
曲:ドナウディ
♪O del mio amato ben ああ愛しい人
詩:不詳
曲:ドナウディ
■オマケ:
♪七草~大阪弁のイントネーションによる童謡
詩・曲:髙岡 康平
♪涙そうそう
詩:森山 良子
曲:BEGIN
◆トークタイム◆
ピアノ:東前 克枝