第四回公演直前!突撃役者インタビュー☆vol.9
どうも、キムです。
夏の暑さが襲ってきていますが、皆様体調など崩されてはいないでしょうか?
私はこのクソ暑いのに昼間の仕事が非常に忙しくなってきていまして、毎日イライラしております。この前も上司が理不尽に怒ってきたので、フランスパンで上司の頭をしこたまシバき倒した挙句、会社にバズーカ砲を撃ち込んでしまうという始末。
これはなんとかしないといけません。ストレス社会というのは恐ろしいものです。ストレスを放っておくと、いずれ人の心から優しさは消え、いつしか草木は枯れ、大地はひび割れ、子どもたちの目指したい職業No.1は「マフィア」となってしまうでしょう。
私は、ふと思いました。
「生物(みんな)の未来を守らねば・・・」
(『寄生獣』の書き出しを丸パクリしました。こういう日もあるかと思ってください)
そのために私に何ができるだろう。私にできることは、人間の頭に寄生することではありません。インタビューを、お届けすることなのです。頭に寄生するとかめんどいし。
ということで、今回はこの子のインタビューです。
はい、おつこちゃんですね。皆様もご存じかと思います。
全員から「妹」として扱われている感はありますが、最近は大人っぽい一面も出してきております。
そんな彼女に、聞きたいことをぶつけてきました。
―じゃあよろしくお願いします。
おつん(以下・お) よろしくお願いしまーす。
―まさか車内でインタビューするとは思わなかったけどもね(※今回のインタビュー、タクシーの中で行いました)。じゃあまず自己紹介から…
お おつこです。
―もうちょっとしゃべってもいいよ。
お 20歳です(笑)909には一年ちょっといますね。
―劇団を知ったきっかけは何だっけ?
お 大学で演劇やってて、そこが潰れたので探した感じです。
―ずっと興味はあったのね。
お 大学の演劇が潰れちゃって、そこから遠ざかってたんですけど、やっぱり「もう無理だ!」ってなって、探しました(笑)そこらへんのことは前回とうさんに語ったので、すべてそこにあります(笑)
(前回のインタビューは、おつこの希望によりリンク等は貼りません。「恥ずかしい」そうです。申し訳ありません)
―じゃ、そっちを読んでもらうとして。前回は好きな作品のこととか話した?
お 好きな作品は…大人計画とか。あとはTEAM NACSとかが好きです。小劇場系の、なんかぶっ飛んでる人たちが好きですね。
―大人計画ね。俺も高校の頃にハマったね。社歌とか聞いた?
お 社歌大好きです(笑)意味わからなくて(笑)あれ、本物のミイラ見てきました。
―ヨン様―ってやつね。一番最初に観た大人計画の作品とか、覚えてる?
(押しも押されもせぬ大劇団になった大人計画の社歌。ミイラは3:22あたりから出てきます)
お 一番最初はなんだろう…。たぶん「ウーマンリブ」観たんですよ。そこから本公演も観たんです。
―ウーマンリブは番外公演みたいなやつだもんね。
お そうですね。『マタニティ堀内』をずっと観てました。
―俺あんまり関係性わかってないんだけどさ。『涙事件』とかはウーマンリブの作品なんだっけ?
お 『涙事件』ってウーマンリブでしたっけ?
―『ドブの輝き』とかと一緒にやってた気がするんだけどさ。「思い出せ~ない~カレー味~」ってやつ(笑)
お 大人計画の話ばっかりですけど大丈夫ですか(笑)
(宮藤官九郎、阿部サダヲ、星野源…と、今や知らない人はいないほどの俳優揃い。)
―いいよ、たまにはこういうのがあっても。大人計画は俺も知ってるんだけど、TEAM NACSをあんまり知らないんだよね。
お TEAM NACSは舞台から入ったわけじゃないんですよ。バラエティから入ったので。
―『ハナタレナックス』?
お はい。それから入って、舞台も観ました。一番最初はイベントだったんですけど、地元に来てくれて(長野)。上京してやっと生の舞台を観に行きました。
―まあ東京の方がいろいろやってるもんね。
お 東京は小さい劇場とかすぐ行けるので、すごく嬉しいです。
―最近行ってる? 観劇。
お 最近はお金がなくて行けてないです…。お金と時間が(笑) でもちょいちょいは行ってます。イキウメとか。
―面白かった?
お めっっっっっっちゃ面白かったです。終わった後席から立てなかったです。
―今この劇団イチオシです、みたいなのはある?
お イキウメはやっぱり好きです。あ、今度ヨーロッパ企画観に行きます。
―あー、映画とかもやってる劇団だよね。
お そうですね。
―…なんか趣味の話ばっかりになっちゃったな(笑) 今度の劇の話に移るか。役の紹介をしておくれ。
お はい。でも紹介といっても言えないことが多すぎるんですけど、精神疾患で入院してる、石黒萌絵香さんという患者さんの役です。簡単に言えば、心を閉ざしてる人ですね。
―今回の脚本について、どう思った?
お みんな言ってるんですけど、ボブさんのタイトルが良すぎるんですよね。インパクト抜群で。性格の悪そうなタイトルが大好きなんです。下北沢の駅前劇場とかOFF・OFFシアターでやってそうな。友達の友達が、このタイトルを見て「じゃあ私死ななきゃじゃん…」って言ってたらしくて(笑)その子は愛されたいから(笑)
脚本を初めて読んだ時は「こういう感じか!」って。今までとはジャンルが変わってきてるというか。キラキラしたオムニバスを真っ黒に染めていくのが、素敵だなと思います。私も性格が悪いので(笑)
前にプライベートで映画を観に行った時に、エスカレーターで前にいた女子高生二人組が「最近さー、恋人が死ぬとか消えるとかの映画多くない?」って言ってたんですよ。確かにな、って思って。そう思ってたら、今回の脚本が来たから。
―アンチテーゼだもんね。
お 言葉は悪いんですけど、ある意味爽快、みたいな。爽快でもないか…。なんだろう。綺麗に積み上げた水晶を金づちでガーン、みたいな。
―これは唐突に聞くことにしてるんだけど、おつんが愛するものっていったい何?
お 愛するものですか。真面目に言うと演劇です。小学校5年生の時に、お父さんが漫画買ってきたんですよ。それで演劇を知ったんです。「こういうものがあるのか!」って。
―何の漫画?
お 『ガラスの仮面』です。漫画ってあんまり読んだことなかったんですよ、それまで。文学少女だったので。何巻もあるような漫画を最初から読んだのも初めてで。それで演劇やりたい! って思ったんですけど、ちゃんとやる機会もなく。学校に演劇部もなかったので。上京して小劇場の演劇とか観るようになって、愛が爆発した感じですね。
―今回は趣味の話が多くなっちゃったね。まあこういう回もあるってことで、最後にお客様に一言。
お 今回はキラキラ女子がたくさん観られます。別の角度から(笑) 私も絶賛悩み中ですけど、観に来てください。頑張ります!
はい、というわけでおつこちゃんのインタビューでした。
今回、わたくしキムが演じる灰島との絡みが非常に多いおつこちゃんですが、日々頑張っているのが近くにいてもわかります。自分も頑張らなければ…。
それでは、読者の皆様、ストレスに負けずにこの夏を乗り切ってください。そして、できればTEAM909第四回公演『愛されたいとか言ってる奴は全員死ね』観に来て頂ければ幸いでございます。
それでは、キムでした。アディオス!