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次の3つのうちできるのはどれ?

2019.06.17 00:00

 

  1. さっき食べたものを今すぐ消化する
  2. 体温を36.7度にする
  3. 鼻から大きく息を吸ってゆっくり吐く

 

 

おそらくみなさん3つ目ができたのではないでしょうか?

(1や2ができた方、是非ご連絡ください。)

 

呼吸は自律神経のなかで唯一、意識的にコントロールできるものとされています。

 

まず自律神経(じりつしんけい)とは。

など、生きるために必要な活動を調整するための神経で、私たちの意思とは関係なく24時間年中無休で動いてくれています。

 

最近ではコンビニでも24時間営業をとりやめるところが多いというのに、なんと素晴らしいことでしょう。

「自律神経」が店舗だとすると

従業員は2人

「交感神経(こうかんしんけい)」と

「副交感神経(ふくこうかんしんけい)」

 

(24時間年中無休で従業員2人。完全にブラック企業であることはスルーしましょう。)

 


この2人の従業員、それぞれ役割が違います。


 

 

交感神経(以下、活動的神経としますね。)

・瞳孔が開く(多くの視覚情報を捉えるため)

・血圧が上がる

・心臓の動きが活発になる

・排泄に必要な筋肉が締まる(活動時に何度も排泄があってはいけないための調整)  

などなど

・昼間の活動的な時や緊張時に優位になる神経

 

副交感神経(以下、リラックス神経)

・血圧が下がる

・脈拍がゆっくりになる

・胃の活動が活発になる(食べたものが消化される)

・排泄に必要な筋肉が緩む  

などなど

・夜やリラックス時に優位になる神経

 

 

日勤の活動的神経
夜勤のリラックス神経 ですね。

でも完全な交代制ではなく、どちらかが働いている時でも時々もう一方が現れます。

神経も休憩したいですよね。

 

食事中に働いているのは活動的神経、

食後はリラックス神経が働いて消化を促進します。

食後に眠たい理由はこのリラックス神経が働いていることも一つだといわれています。

 

このように私たちの意思とは関係なく、うまく交代しながら体内の状態をバランス良く維持してくれています。このバランスが崩れてしまうと心身に不調があらわれます。

なんだかイライラ、ギラギラし続けていたり、風邪でもないのにずーっとやる気がでずだるかったり。

交代ができずどちらか一方だけが働き続けていたり、どちらも働いていないこともあるそうです。

「自律神経」という店舗が成り立っていない状態。完全にストライキですね。


 

現代では活動的神経が働きすぎな場合が多いようです。

仕事やストレス、夜でも街は明るかったり、寝るギリギリまでスマホを見ていたりと常に緊張状態。働き方改革で残業は減ったとしても、便利な世の中ゆえに休日や帰宅後もデータやメールのチェック、グループLINEに縛られている方も多いのではないでしょうか。

 


また、活動的神経のレベルは生涯ほぼ変わらないのに対し、リラックス神経のレベルは加齢に伴い低下するそうです。男性は30代、女性は40代を境に急降下するのだとか(´⊙ω⊙`)

 

そのため現代人はリラックス神経のレベルをあげることが課題だそうです。

 

 

その方法としてヨガは凄くいいと思います。

やっとヨガの話w

冒頭で書いたように呼吸も自律神経の働きにより、普段は無意識にしていますが意識的に行うこともできます。

ヨガでは常に呼吸を意識します。

普段の呼吸とは違う、大きくゆったりと滑らかな呼吸です。呼吸が深い時、筋肉が緩みます。

緊張状態のからだをリラックス状態にできます。

ヨガの時間に限らず、仕事中トイレに行くたび、家事育児の合間にも、是非深呼吸しながら伸びてみてください。


 

他にも

できるだけ毎日同じ時間に起きて同じ時間に寝る

朝食をとる

お風呂に浸かる

適度な運動

選択することを減らす(毎日のコーディネートに悩まないよう組み合わせを決めてしまう。朝食は同じものを食べる。など)

というのも自律神経を整えるのに有効だそうですよ。

※自律神経失調症などの病名がついている場合はお医者さまとよく相談しながら改善していってくださいね。

 

 

呼吸のコントロール

2019/06/17