ストローク
2019.07.27 10:57
1)いろいろな触れ方を体験する。
・二人一組になる。
・相手の頭や腕・肩をいろいろなやり方で触れる。具体的な触れ方を支援者が見本を見せる。* 腕を突っ張って* 指先で* 相手を押して* 引き寄せて* 手のひら全体を使って腕を緩めて優しく
・交代して行う。
・感想を言う。
2)どんな関り方(人から人とへの働きかけ)があるかブレーンストーミングで出し合う。・クラス全体で行う。出た意見は短冊に書いて黒板に貼る。
殴る 蹴る 誉める 笑う 泣く 握手する なでる あいさつする うなずく 抱く 「ばか」という にらむ 禁止する 拍手する 相槌etc.
3)ストロークについて知る。
交流分析の用語であり、「人の存在を認める行為」を意味する。E.バーンによれば、人間は常に他者からのストロークを求めている。ストロークには、「なでる」「さする」「握手する」などの身体的に接触するタッチ・ストロークと、「あいさつする」「微笑む」「話しかける」などの表情・仕草・言語による心理的ストロークがあり、またそれぞれ肯定的(プラス)/否定的(マイナス)ストロークに分かれる。
私たちは人との関りなしには生きていけない。人の間と書いて人間になる。人の存在を認める関りのすべてをストロークとよぶ。つまり、人と人とが関り合うとき、人から人への働きかけの一つ一つがストローク。みんな心地よい関り(プラスのストローク)を求めているが、どんなに求めても心地よい関りが得られないときは、心地悪い関り(マイナスのストローク)でもいいから人と関りがほしいと思う。
4)出し合ったストローク(関り)がプラスかマイナスか、身体か言葉によるものか分類する。
5)ストローク体験カードを書く。