一方通行と双方通行のコミュニケーション
2019.07.27 11:25
1)背を向けて座った児童から説明を聞いて図形を描く。
前で説明する児童を一人決め、他の児童に背を向けて座る(A児)。A児は見せられた図形を言葉だけでどんな形か伝える。
他の児童は、A児から説明を聞いて図形を描く。
・図形がA児以外には見えないようにする。
・説明を聞く児童は、質問したり「えっ?」と言ったりしない。
2)次にA児は対面してすわる。
他の児童は、対面して座った児童から説明を聞き、質問をしながら図形を描く。
・使用する図形は異なるものとし、伝達難易度は同程度とする。あまり複雑だとコミュニケーションの困難さを感じて、「百聞は一見にしかず」といったことになるので、ねらいがずれる。
・質問したりそれに答えたりしてよい。
・正解は終わってから見せる方がよい。
・二人一組で、一方が説明者・他方が図形を描く者になり、二つの方法を行い、役割を交代して同様に行ってもよい。
3)上記の二つを比べながら感想を話し合う。
4)一方通行と双方通行のコミュニケーションについて話し合い、日常のコミュニケーションがどちらにあたるか考える。
・「起きなさい」と台所から声をかけられる。 ・先生の説明を聞きながら黒板を写す。
・「おはよう」とあいさつをかわす。 ・テレビを見る。
・電話で話す。 ・メールを交換する。
・ごはんを食べながら会話する。 ・チャットする。
・ゲームをする。
提示する図形例