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トランペット・トロンボーンレッスン

【トランペット】きれいな音を出すにはどうすればいいのか

2020.05.08 03:08

この記事は、音色で悩んでいる方向けの記事です。


初心者らしさを脱出するための

良い音を出せるようになるために気を付けたいポイントは、こちらの記事に書いてあります。

【トランペットレッスン】初心者脱出!上手くなる4つのポイント


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トランペットで綺麗な音を出すには

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音が汚い。。

どうしても綺麗な音が出ない。

と、トランペット吹きなら誰もが悩んだことがあるのではないでしょうか?


特に狭い防音室などで練習をしていると、

狭くて響かないため、

自分の音にげんなりすることがありますよね笑


僕も高校の頃に音が汚いって言われて

ムカついた記憶があります笑

それを言った人はキレイにまとめて吹くタイプの人だったのですが、

「いくら綺麗でも力強い音がでなきゃダメじゃない?」

って思っていました。笑



『綺麗な音』とはいっても

トランペットらしい華やかな音

教会音楽のような透き通った音等、

人によって求めている音は色々ですよね。




大きくて華やかなキラキラした音が出したくても、音が割れてしまう。開いてしまう。


透き通った優しい音が出したくても、

音がこもってしまう。つまってしまう。


他にもノイズが多い。など、

色々なタイプがあるかと思いますが

どのタイプでも当てはまる、綺麗な音への近道は、


結論から言えば、

効率を良くする

事だと思います。




ノイジーな音


1番悩みが多いのはこれです。


ノイズの中にも、

楽器の振動によるノイズやドッペル、息の音のノイズなど色々あります。



●楽器の振動によるノイズ


楽器の振動でノイズが出ている場合は、どこか楽器のネジ等が緩んでいる可能性があります。

また、1番管は指をかけていないと振動してノイズが出ることがあります。


楽器の持ち方を少し変えることでノイズが出なくなることもあるので、楽器の振動の場合は持ち方を工夫してみてください!


●ドッペル


ドッペルに関しては、息の通り道が二つ空いてしまったとき等に、なりやすいようです。


マウスピースを付けずに息の通り道を確認してみましょう。


●息のノイズ


息のノイズに関しては、僕はある程度あっても良いんじゃないかと思っています。




プロの方でも

ホールで客席から聞いてると、ノイズのないとても綺麗な音なのに、

響かない部屋や近距離で聞くと、ノイジーな音がする方もいます。

(全くノイズのない方もいますが!)




ノイズを減らすには


倍音を出す作業と似ていると思うのですが、できるだけ唇の振動効率をあげると良いと思います。


そのためにppで練習するのが効果的だと思います。


まず、体はちゃんと作ります。

しっかり息を吸い、

お腹の支えを作り、

出来るだけ少ない息で、

ロングトーンしてみてください。

そして、ひたすら基礎練です。


針の穴に息を通すように繊細なピアニシモが吹ければ、音色はきれいになるはずです。




音がこもる・つまる


こちらにも上記のピアニシモの練習が有効ですが、

それができるようになっても、

力みがとれていないと、こもった音になってしまいます。



これも、誰もが通る道かもしれません。

初心者のうちはここから抜けるのがなかなか難しいかもしれませんね!



音がこもる時は「何かを閉めすぎている」可能性が高いです。



1番考えられるのは、唇。

唇を固くしすぎていないか?

閉めすぎていないか?

人によって違いますが、僕は上下の唇が触れるか触れないかという感じで吹いています!


あとは、

歯をしめていないか?

喉をしめていないか?



大事なのはリラックスです。

トランペットを吹く時、支える力は使いますが、

意外とパワーはいりません!

無駄に力むと余計に音量も音域もでなくなります。



また、今まで綺麗な音が出ていたのに、突然こもるようになってしまった場合は、

  • ピストンの数ミリ単位でのズレ
  • 唾抜きのコルクが削れたり掛けたりしていないか
  • 楽器に穴が開いていないか
  • 管の中に物が詰まっていないか
  • 管の細いところに凹みができていないか
  • 楽器内に水分が溜まっていないか(ボトムキャップもチェック!)


等も確認してみましょう。



音が割れる・ひらいてしまう



これは単純に息の入れすぎの可能性があります。


力任せに吹きまくると、当然音が汚くなります。

僕はずっとこっちよりでした!笑


大きい音で綺麗な音を吹きたいときもピアニシモの練習は有効です。


ピアニシモの練習をしたあと、ピアニシモからフォルテシモまでクレッシェンドの練習をしてみてください。


その時に、息を押していくイメージではなく、

響きを増やしていくイメージで練習してみましょう。



また、呼吸法でしっかり息の圧力を作れるようにする練習も効果があると思います。





吹奏楽などでは、音が割れたり開いたりしている生徒に、

口の中を「お」の形に開けて吹くように指導する先生もいますが、

僕はお勧めしません。


「お」の形に開けると(舌を下げすぎると)、

もごもごして飛ばない音になったり、

音が暗くなる原因になってしまうと思います。




大きい良い音については、こちらの記事も読んでみてください。


セッティング(楽器・マウスピース)で解決する


音色は簡単に変えられるものではありませんが、手っ取り早いのは楽器のセッティングを変えることかもしれません。


大学時代に

Bachのマウスピース+Bachの楽器

を使っていた頃、ノイズが気になっていたのですが、

友達のシルキーの楽器を吹くとノイズがほとんどしなくて、シルキーに憧れた時期がありました。


しかし、マウスピースをラスキーかえたら、楽器がBachでもノイズが減り、自分のノイズへの嫌悪感が減りました。


このように、マウスピースや楽器を変えることで、音色を多少変えることができます。


しかし、ノイズがなければそれでいいのでしょうか??



僕は

ノイズがない=いい音

では無いと思います。




楽器のセッティングは、


吹奏楽やオーケストラ、セクションで演奏する場合は、遠鳴りか近鳴りか。

音の芯や太さはどうか。


その辺もしっかり考えてセッティングを選んでみてください!




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