水銀ノ猫
2019.07.28 02:55
SNSは、instagramのみ、
そう思っていたのですが···
時々、こちらで呟こうと思います。
「水銀ノ猫」という屋号、
フランスで17世紀に発行されていた、
「メルキュール ド フランス」という
文芸雑誌の名前から想を得ています。
想を得たと言っても、感覚的なもので、
かつてフランス文学に触れていた時期、
この雑誌の名前を耳にすると、
透明のガラス越しに見える、
異国の町並みが頭に浮かんで、
何故か胸がドキドキしたのです。
水銀···
メルクリウス···
軽やかに空を駈ける
自由なメルクリウスもよいかと思い、
背中に羽のある猫のイメージで、
「水銀ノ猫」という屋号にしました。
猫は単純に好きだから。
西欧19世紀芸術、
イタリアやフランスの古典絵画、
デューラーやピラネージ、
百科全書の挿し絵から、
モーリッツやシュマイサーの銅版画まで、
とにかく絵画や版画を愛する人間が、
自由に装身具を作ります。