穏やかな1日:彼女のライフスタイルと彼のニュースと
ドイツに戻ってきました!
オーストリアもドイツ語圏でした
もちろん言葉は全然わからないけど
分からないなりに
「聞いた感じ」「見た感じ」「こんなやり方だよね」
に少し安心感を覚えながらのミュンヘン入りです
オーストリア・ウィーンからドイツの南部の都市ミュンヘンまで
列車で隣になったドイツ人の老夫婦が優しくて
日本に興味津々で
寝るどころではない4時間を過ごせました
毎年のバケーションにウィーンを訪れるという彼ら
「もうすぐ左側にお城が見えるよ」
「この川のこっち側がオーストリア、あっち側がドイツだよ」
なんてガイドさんのように教えてくれて
とってもありがたかった✨
ミュンヘンでは好意に甘えて友人宅にお邪魔させてもらっています
夏ではあるけれど最近の異常なまでの暑さ
でもエアコン設備のない家がほとんどのヨーロッパ
(その分 暖房設備はばっちりです)
扇風機すらないことも多いけど
日が暮れると外はぐっと涼しくなり
テラスで食事をするご家庭を
テラスで食事をしながら眺めました
こんなふうに ヨーロッパの 季節を楽しむ文化が大好き
働くのは5時ー6時までで
そのあとは公園で集ったり
簡単な食事をしたり
とても豊かな時間の過ごし方をしていて
本当に素敵だなと思うんです
食事の後は暗くなる22時過ぎまで 空を見ながら話が弾む
このテラスで鳩がたまごを産んで
成長を見守ろうと思っていた矢先に
飼い犬ちゃんが遊ぼうと じゃれちゃって
ご臨終しちゃった今朝の話とか
彼らの趣味のハイキングやパラグライダーの話とか
あまりにセンスの抜群なクリエイター系の内装のこととか
トピックは多岐に渡っていたけど
印象的だったのが彼女のライフスタイル
「プラスチックをとにかく生活の中から減らしたいけど
何にでも使われていて とっても難しいのよね!」
ということから始まり
「ここではオーガニックの野菜も果物も買いやすいけど
それをアピールするための包装があるのがイヤだから
包装のないオーガニックマーケットに行くようにしてるの」
とか
「プラスチックの容器を使わないでいいように
ハンドソープから固形の石鹸に変えたわ」
とか
「ドイツは原発の廃止を決定したけど
風力発電のあのビジュアルが嫌だとドイツ人は思ってるのよ、
おもしろいでしょ」
とかってことを
めちゃめちゃにかっこいい彼女が言うんです
はっと思い出しました
環境問題とか云々ではなくて
これは彼女のライフスタイル
何を選ぶか
彼女はエコな選択をするというライフスタイル
ドイツでは 小学生から環境のことについて学びます
「生活が大変だから環境のことどころじゃない」
なんてよく聞く話とは根本的に違っていて
環境のことは生活そのものなんです
分けて考えるのではなくて
「環境を守ろう」
という上からな話でもなくて
大好きな自然に 負荷をかけないライフスタイルを選んでいる
それだけのシンプルなことでした
そして今 それが世界中で必要とされていることは言わずもがな
かっこよすぎて惚れそうですLani !
それから 今日はとても嬉しい知らせをもらいました
以前ブログに書いた
トルコで日本に希望を抱いて頑張ってるアタルくんから
「トルコでようやく難民申請が降りた」
というもの
これで
彼は堂々と道を歩けます
ポリスを怖がらなくてすみます
万が一
職場で搾取されるようなことがあれば
公的手段に訴えることもできます
政治的な方向転換に加え
差別など
トルコで 難民の置かれている状況は
どんどん厳しくなっていっているのは事実ですが
それでも彼は1つ 自由を手に入れました
とっても嬉しい!
わたしまで とっても晴れやかな気分!
酒が飲みたいぜ
ウィーンはモーツァルトの街でしたが
わたしの頭はモーツァルトのお酒のリキュールのことだらけ
買ってくればよかったな