空白という宝庫
お風呂に入りながら膝痛の患者さんのことを考えていたら、
ふと、
「あぁ、頭蓋骨かぁ。」
と、直観が降りてきました。
頭蓋骨調整をすることは過去にも沢山あったけど、
最近はほとんどやる機会はありませんでした。
ストレスの症状が強い人や、顔まわりの不調、首痛、頭痛やめまいや耳鳴りなどの人には、
骨盤を調整した後に頭蓋骨調整も施術の流れの視野には入れてましたが、
そういう症状の方が最近は少なかったのと、
骨盤調整だけでほぼ改善が見られていたので、正直忘れてました💦
友人のお義母さんが膝が痛いというので、今月3回ほど施術を行いました。
最初の頃に比べ、7割ほどは改善されてきています。
膝の可動域も広がってきましたし、ご本人も気にされていた見た目の左右差や熱感も減ってきました。
でも自分の中で、もっと治癒力をあげることができるはず!という感じがずっとあって、
最初の施術の日から、「なんだろう、なんだろう」ってずっと頭にはありました。
そして今日の昼間に、冷房で冷えた身体を温めようとお風呂に入っているときに、
その直感は降りてきました。
お風呂は私にとって一種のパワースポットです。
身体が温まるし筋肉も緩むし、何よりも、
「あ”ぁ~~~~~・・・・・」って言いながら湯船に浸かる瞬間が、
お風呂好きの私にとっては、幸せ以外の何ものでもありません。
そしてその直後はしばらく「無」の状態になります。
その頭の中にできた空白・余白に、いつも直感が入り込みます。
自分が思ってもみなかった方向性というのは、間違いはないというのが実感でわかっています。自分を超えた大いなる叡智と言うのは、実は自分の周りにいつも存在し、それはいつも私達の中に入ろうと、伝えようとしています。ただ、受け取る側の自分にそれが入る余地、空白がないと受け取れません。
それはちょうど、余計な買い物をしすぎて両手いっぱいに袋を下げていて、本当に欲しかったものが目の前に差し出されていても、持てなくなっているのと同じです。
そして一番私が大切にしていることは、その自分の直感、直観に従うことです。
最初はそれはとても勇気がいることでした。
どこからそうなるんだ、どうつながるんだ、とその時は根拠がわからないからです。
今までの自分の経験では説明のつかないようなことがほとんどです。
でも、「そう」なんです。
過ぎてみれば「そう」だったな、なんです。
それを繰り返していくと、空白、余白が智慧の宝庫だと気づきました。
そして、今日その直観を私が受け取ったので、友人のお義母さんはきっと良くなると思えます。それは、お義母さんのことでもありますが、私自身の学びでもあるからです。
目の前の現象は、それ自体が問題なんじゃなく、何かに気づくため、学びのためのものだからです。
いま、何かに行き詰まりを感じている方、
頑張ろうとしているけど、何かがうまくいかないなぁとか、
もうどうしたらいいかわからない、
もっと何かいい方法があるような気がする・・・
そんなことを感じている方は、一度歩みを止めて、
頭と心に空白を作ってみてください。
もちろん、自分の好きな方法で。
海に行くも良し、山に行くも良し、温泉、自宅のお風呂、好きなアーティストのライブ、
美術館、博物館、旅行、などなど・・・・・
自分の好きな場所、好きなことをして。
そして、空白や余白を作ろうとするのではなく、
思う存分ただ「今」の気持ち良さ、楽しさを味わってください。
そこにきっと勝手に空白は生まれています。
それが宝庫です。そこに勝手に叡智は入ってきてくれます。
あとはそれを受け取る勇気と覚悟をもつだけです。
今日も一人でも多くの方に、この空白が生まれますように。
そのようにゆったりと過ごせていますように。
そして、この宝庫にぜひ触れてみて欲しいと思います。