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ALS患者が国会へ、「重度障害者に国会議員が務まるのか」との意見に”車椅子の大臣”八代英太氏と乙武洋匡氏の見方は(19/07/26)

2019.07.26 14:00

 21日に投開票が行われた参院選で、全身の筋力が徐々に低下していく難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者」の舩後靖彦氏(61)と、生後8か月時に歩行器ごと玄関から落下し脳性麻痺になり、首から下を自由に動かせない木村英子氏(54)が初当選した。舩後氏は介助者による代読を通じ「皆さんの目で僕という人間を見て、必要な支援とは何か、今一度考え直して頂ける制度を作っていきたいと思う」と表明した。


 2人の当選を受け、24日には参議院事務局職員が舩後氏と面会。舩後氏は「私どもの受け入れに積極的でありがたく思う」と介助者を通じて述べた上で、多くの税金を使っての大規模改修は望まず、投票や挙手の際に意思を伝えるロボットの使用を希望したという。


 要望を踏まえ25日、議院運営委員会での理事会では舩後氏、木村氏の受け入れを巡り、与野党の議員が対応を協議。自民党の末松信介議運委員長は「100%議員活動が円滑にできるように協力をする」と述べ、本会議場を改修し車椅子のまま入れる議席を入口近くに設置、医療機器やパソコンのための電源も用意されることになった。さらに介助者の同伴や採決の際の代理投票も認めた。ただ、舩後氏の求めるロボットによる投票などについては引き続き話し合われるという。


 26日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、1977年に車椅子の利用者として初めて国会議員になった八代英太氏を招き、障害者と国会について話を聞いた。


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