カテーテル類
1. 中心静脈カテーテル
エドワーズオキシメトリCVカテーテル(旧プリセップ)は、概要がエドワーズHPで動画として公開されている。トリプルルーメンの太さは8.5Frで、遠位(茶)15G 0cm, 中位 18G 5cm, 遠位 18G 7cm。
ポイント ・ScvO2 ≧ 70% を目標とする。
ガイドライン
IJV穿刺のポイント
・ガイドワイヤーは20cm以上入れないように!特にASでは、ここで不整脈を生じると、致死的になることがある。
・ダイレーターは5cm以内の挿入でよし。
・カテーテルの挿入長は、12-15cm. SVC内で、気管分岐部よりも頭側のZoneB。
内胸静脈や奇静脈への迷入もあり得る。
カテーテルの準備と挿入手順
繋ぐ薬剤や管類。ルーメン数や後押しありかなしかも施設毎によって違う。
白・・・昇圧系(ノルアドレナリン、ドブタミン)
青・・・降圧系(ニトログリセリン、ペルジピン)
茶色・・・CVPまたは輸液ライン
2. 肺動脈カテーテル
添付文書
使用上の注意点
・バルーンには天然ゴムが使用されているので、ラテックスアレルギーの人には使えない。
・2016年の途中からの製品はヘパリンコーティングはされていないので、HITでも使用してよい。
・カテーテルを引き戻す場合は、必ずバルーンをデフレートする。デフレートの際は、強制吸引はしていはいけない。バルーン損傷のリスクとなる。カテーテルを進めるまたはwedge圧の測定時(測定時間は2呼吸または10-15秒以内)以外は、デフレートしておく。
・右内頸静脈からの挿入の場合
右房 15-20cm, 右室 30-35cm, 肺動脈 40-45cm, wedge 55cmを目安とする。
大きく異なる場合は、迷入していたり巻いていたりするので、引き戻す。
特に、右室波形が出てから15cm進めてもPA圧にならない場合は、右室内で巻いているので、knotを作ってしまう可能性があるので、引き戻す。
・人工心肺中は心臓が小さくなること、時間経過とともにたわみが取れて奥へと進むため、人工心肺前に3-5cm程度引き抜いておく。
・バルーン拡張1ml以下でwedge圧が得られる場合は、少し引き戻す。
・ルーメン開存維持のため、30分に1回以上の頻度のヘパ生の間欠的フラッシュまたは低流量持続注入を行う。
・粘度の高い液体(血液やアルブミン)の滴下はルーメン閉塞リスクとなるため、推奨されない。
・カテーテルルーメンからの血液のリークや測定値が異常な時は、カテーテルの縫い込みがないかチェック。
・カテーテルの挿入期間は、72時間以内。
注意を要する患者
・左脚ブロックがある患者 新たに右脚ブロックが加わってcAVBになる可能性がある。
・肺高血圧症の患者 肺動脈損傷リスクが高い。
その他は添付文書参照。WPW, Ebstain奇形、CHD, Sepsis, 凝固能異常の患者についての記載あり。
当院で使用しているのは、774F75。
・イントロデューサー (PSIキットカテーテル)
8.5Fr 7cm sheath, 0.035'' spring-guide wire 45cm
Cath-Gard 80cm
乾燥天然ゴムが使用されている。
・カテーテル 7.5Fr, 110cm
・ガイドワイヤー 0.018''
バルーン膨張容量1.5ml バルーン膨張径13mm
黄:先端、青 (PROX INJECTATE 注入用):26cm
サーマルフィラメント:14-25cm
現在欠品中のため、CCOが計測できなタイプのSGカテーテルとなっている。
当院は、831F75P
・カテーテル7.5Fr, 110cm
・ガイドワイヤー 0.025''
3. ブラッドアクセス留置用カテーテル
添付文書
バスキャスカテーテル(フレキシコン/フレキシコンⅡ/フレキシコンⅡPC)
大腿静脈にも留置できる長さ展開。ただし、大腿静脈は再循環発生率が高い。再循環発生率を下げるためには、しっかりと下大静脈内に留置する。
カテーテルの準備と留置手順
臨床Tips
1. バスキャスのJ-tip ガイドワイヤーが途中から進まない。
鎖骨下静脈に迷入している可能性。
静脈角の弁でつっかかっている可能性。
CVのストレートワイヤーが通れば、それを代用したらよいのではないかな??
バスキャスの交換時にはストレートワイヤーを使用と書かれていますし。
2. CVとバスキャスが挿入されていて、透析を回すとカテコラミンがカテコラミンが吸われてしまうのでは?
右内頸静脈から2本挿入する場合は、CVの方が心臓にちかくなるように、あえて先端位置をずらしている先生もいる。バスキャスを少し浅めで。何cmずらせばカテコラミンは吸われないのだろう??CVは脚から、バスキャスは頸から。またはその逆。で管理しているICUもあった。
また、NAは蛋白結合率が低いため、透析で除去されやすいとのこと。
左内頸静脈から何かを挿入する時は、無名静脈とT字を作っているので、無名静脈を割かないように、少し高めからアクセスすること!
また、ダイレーターを深く入れないこと!!特に、シースはダイレーターとセットになっているので、ダイレーターとの段差まで入ったら、あとはシースだけを押し込んでいく!!
また、シースだけ入れる場合、シースの付属の覆布は小さいので清潔をkeepするのに注意が必要。