BOSSディストーションDS-2 改造☆その四~!
一番肝心な歪みのキャラクターを決める回路のクリッピングダイオードがDS-2は3箇所もあって、↓の回路図から見ても信号の流れる順からいくと、
インプット⇒D14、D15⇒D8、D9⇒D11、D12⇒アウトプットの順になるんやけど、1箇所目のD14、D15はインプット後すぐの場所でのクリッピング回路っちゅうのが、よう分からんかった。。。(インプットすぐの信号をクリッピングで波形いじろうとするか?)
ただ、ネット情報では、D14、D15部分をオシロスコープで周波数の波形を測って確認した結果、信号の波形は特に変化なし!!との情報があったけど、WamplerのMODリストでは、D15は4148ダイオードからLEDに変更になってるし(DS-2は年代によって、D14、D15のダイオードが4148やったり、1n34Aゲルマダイオードやったりするらしい。)自分でもソケット化して、ダイオードを入れえて試してみると実際の出音の変化はあったんで、オシロスコープでの視覚上での波形が必ずしも聴覚上とイコールではないんかもしれん。。。(それがまた、エフェクターのおもろいとこやなぁ~!!)
D14のみ1n34Aに固定して、その他5箇所のダイオードでいろんな組み合わせと種類をソケット化とトルグスイッチ化で試してみて、かなり迷ったけどこれで決まりじゃ~!!
※クリッピングダイオード変更結果
D14 1n34A ゲルマダイオード デフォルト
D15 1n34A ゲルマダイオード⇒3mmLED×2 パラレル (ソケット)
D8 4148⇒1n4001 (ソケット)
D9 4148⇒1n4001×2 シリーズ (ソケット)
D11 4148⇒5mmLED と 1n34A ゲルマダイオード×5 シリーズ (トグルスイッチ)
D12 4148⇒1n4001 (ソケット)
↓D11、D12はTURBOⅠ、TOURBOⅡ両方に影響し尚且つ、最終段のクリッピングで歪みの質に大きく影響するから何回も出音を試してみて、さらにトルグスィッチでD11をLEDとゲルマ5連結を切り替えできるようにしてみたで~!!(D8、D9はTOURBOⅠのみに影響する。)
なんと!!洗濯ばさみまで、登場じゃ~!!!!
↓トグルスイッチの穴あけ作業は、やっぱり今回も位置決めがすべてじゃ~!!失敗が許されんから、マジで慎重に位置決めせなあかんで~!!
↓1n34A ゲルマダイオード5連結じゃ~!!
収縮チューブできっちり絶縁せんかったら、裏蓋とじてから筐体にダイオードが触れるとショートして、音がでなくなってまうから気いつけやぁ~!!
↓なんとか、収まってくれたわ~ ほんま、ギリギリの世界やで~!!
あと、クリッピングダイオードの対称と非対称やねんけど、俺は非対称の歪みが好みやから、すべて非対称にしてあるで~!!
↓最終の基板はこんな感じやで~!!
※クリッピングの対称・非対称とは?
2つのクリッピングダイオードを同じもので揃えると対称。異なるもの・異なる数にすると、非対称となる。
☆対称と非対称の特徴
対称は上下の波形が同じとなるため、コンプレッション感が上がり、歪みが増えて音量は下がる。
非対称は、上下の波形が異なるため、倍音が豊かになりリッチなサウンドで音量は上がる。(真空管アンプの歪み波形も上下非対称らしい。。。)