久しぶりの カミナリ!
昨今、特に利用日数の多い子ども達においては、各々のペースや自分のやりたいこと、ここでの決まり事も把握していてお互いに安心している感覚があり、滅多にカミナリを落とすこともないのですが、客観的に見ると子ども達に何を伝えているのか、何を大切に指導していかなければならないのか忘れている気がしていました。
ある日、一人の男の子が終了の20分ほど前に「もう帰る」と言い出し、一緒に時計を見て「いま何時?あと20分やからそれまで待ってね」 と声を掛けたのですが、力づくで外に出ようとするので引き止めました。
その子は車での送迎なので早く帰りたいという要望に応えてあげることができません。 まだ1〜2時間前なら親御さんに連絡して迎えにきて頂くことも考えられますが…
とにかくもう少しだけ好きな事をして待ってほしかったのですが、手が出たり、足が出たりでどの様に伝えても聞いてくれない... まぁそうこうしているうちに時間がくるかなぁと思っていると、その子から「死ね!」という言葉が出ました。
「これは今注意しておかないと、この子は今後簡単に死ねという言葉を使ってしまうかもしれない」と思い、今まで以上の大声で『死ね』という言葉を使ってはいけないと伝えました。
ところが、その声が近隣の方に聞こえていたらしく、後日電話にて「大人の怒鳴り声は止めてほしい」と苦情をお受けしました。 大きな声で伝えた意図は、周りで聞いている子ども達にも「死ね」という言葉を簡単に口にしたらダメなんだと理解してほしいとの思いからでしたが、ご迷惑をおかけしてしまったことは誠に申し訳ございません。
子ども達をただ預かっているだけでなく、らいとすぺーす で育って良かったと思っていただけるように指導していきたいので、 ”今” 伝えないといけない時はこれまで通り子ども達と真剣に向き合ってまいります。今後も温かく見守っていただけますと幸いです。
(施設長 馬場)