「低ミュー路」って何するところ?
真っ青な秋空に新雪を頂いた富士山がくっきり。
素晴らしい天気に恵まれた11月28日(日)は、年に1度のトヨタの
お祭り「トヨタモータースポーツフェスティバル 2010」で賑わいました。
富士スピードウェイ内各所で様々な催しが行われたこの日、
モビリタでは、恒例の「トヨタドライバーコミュニケーション無料
体験会」を開催。朝から多くのお客様がいらっしゃいました。
モータースポーツを楽しむと共に、安全運転講習も体験。
ようこそモビリタへお越し下さいました。
今回は、低ミュー路エリアで、インストラクターが運転する講習
専用車に乗っていただく「同乗体験会」をやりました。
その、低ミュー路エリアとは・・・
モビリタが誇る2種類の特殊路面と、それを見下ろす管制塔がある
ところです。
ここでは、一年中、アイスバーンや雪道と同じ状態の 路面で、
いろいろな体験とトレー ニングが出来る、とても魅力的な
場所なのです。
因みに「ミュー(μ)」とは摩擦係数の ことで、
この値が低いほど滑りやすい状態になります。
白いタイルを敷き詰めた「直線低ミュー路(μ=0.1)」は、
アイス バーンと同じくらい、とても滑りやすい道路です。
ここで緊急ブレーキの練習をするんです。
スゴイでしょ!
単なる練習ではありません。
危険を回避するための優れた安全装備 ABS(アンチロック
ブレーキシステム=タイヤのロック状態を防止) の効果を確認し、
その正しい使い方を習得する絶好の場所なのです。
もう1つは、コース内を蛇行するように配された「ワインディング
低ミュー路(μ=0.4)」。
雪道と同じくらい滑りやすい特殊なアス ファルト路面です。
一周500mのこのコースを走行すると、 正常な 走行状態から
序々に スリップしていって、最後はスピンして しまう までの
プロセスを、 視覚、聴覚、さらには体に伝わる振動で
感じとる ことが出来ます。
その中で、もう1つの安全装備VSC(ビークルスタビリティコント
ロール=車両安定性制御)の効果も確認します。
車が危険を感知して、制動力ばかりか出力まで制御する
インストラクターの運転ではありますが、参加されたお客様には、
「低ミュー路」の目的をご理解いただくことが出来たと思います。
こんなことをするために造った設備なんです。
運転免許とり立てという学生のお客様は、「こんな体験初めてです。
自分で運転してみたいですね。」
そうです! 次は、皆様ご自身の運転で、いろいろな体験とトレー
ニングをしに来て下さい。きっと新たな発見があります。
そして、 それはドライバーにとって貴重な財産になるはずです。
また、モビリタで会いましょう。