冬季限定プログラム「雪道走行体験コース」実施
2008年2月2日(土)。
新しく設けた冬季限定プログラム「雪道走行体験コース」を初めて実施しました。
今年の冬、新設した「雪道走行体験コース」は、
モビリタの直線低ミュー路とワインディング低ミュー路を走行して、
雪が積もった路面や凍結した路面の「滑りやすさ」を体験する
冬季限定のプログラムです。
当日は、参加者の皆さんに、前輪駆動のカローラと後輪駆動のマークX、
どちらかを選んでいただいて○運転姿勢の確認 ○雪道想定ブレーキング
○雪道想定ワインディング走行などのメニューを行いました。
○雪道想定ブレーキング
まず最初に、右側のタイヤで滑りやすい路面、左側のタイヤで濡れた普通の路面、
というように左右でミューの違う路面をまたいだ状態で、
80km/hからの急ブレーキを行い、凍結した路面などで起こりやすい、
スピンなどの激しい動きやハンドルをとられることなどを体験していただきました。
その後、凍結した路面のようにとても滑りやすい直線低ミュー路で、
50km/hからブレーキングしてABSの効果を確認。
さらに、いちど停止した後に、発進時に起こりやすい駆動輪の空転を体験していただき、
次いで、タイヤが空転しないように発進する、やさしいアクセル操作に
挑戦していだきました。
○雪道想定ワインディング走行
雪が積もった路面のように滑りやすいワインディング低ミュー路を走行。
一般の道路では、事故につながるような「スピードとキケンの度合い」を体験していただきました。
ワインディング低ミュー路では、オーバースピードでカーブに入ったり、アクセルを踏みすぎたり、
ちょっとムリをすると、すぐにタイヤが滑り、クルマが不安定な状態になります。
今回は、参加者の皆さんが実際に雪道を走るときのことを考えて、VSCのON・OFFを選んで走行していただきました。
参加者の皆さんは、VSCをONの状態で、その効果を体験したり、敢えてVSCをOFFにしてクルマの動きを確認したり、
各々思い思いに「雪道の事故」を体験されていたようです。
プログラムのおしまいに、お願いするアンケートに「1時間30分の中で密度の濃い、コンパクトに良くまとまった内容でした。」
という記入がありました。
1人1台、全部で6台の進行にして、乗り換えや待ち時間のロスを減らして限られた時間を有効に使った点が良かったのだと思います。
また「ミューの異なる路面でのブレーキングは面白かったです。」
「ハンドルがとられるのが体験できて良かったです。」
「FF・FR両方用意されていたので良い。」
「雪道運転のとてもいい経験ができました。また別のコースを受講したいと思います。」などなど、
ありがたいことに、お褒めの言葉をたくさんいただくことができました。
これからも皆さんによろこんでもらえるように、安全運転の役に立てるように、工夫を積み重ねていきたいと思います。
今回のプログラムが行われた2日(土)の前日、朝のモビリタは、雪が積もりフラットコースもまっ白な状態でした。
そして、あくる3日(日)は首都圏に大雪があり、あちこちでスリップによる事故がありました。
雪道は思っている以上に滑ります。
濡れているだけのように見えても実は凍結していたりしますから、運転には慎重さが必要です。
雪の日は、路面に臆病になって、日影になっているところ、橋の上など、雪が溶けにくかったり、
凍結しそうなことを先読みして、安全に走りましょう。
もし雪がひどかったら、予定を変更するとか、クルマを使わない方法を考えるのが無難かも知れないですね。
それでは、皆さん、後席でもシートベルトを忘れずに。安全運転でいきましょう。