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中国に出張しました

2007.12.08 01:44

2007年11月24日(土)~25日(日)。
中国の上海市楊浦区万達広場で「トヨタ(上海)交通安全体験活動」を実施しました。


今回、上海市で行った「トヨタ(上海)交通安全体験活動」は、
上海市政府・上海市公安局とトヨタ自動車との共催によるもので、
トヨタが中国で実施した初めての交通安全イベントとなりました。

会場となった万達広場は、五角場と呼ばれる巨大な商業エリアの中心部にあって、
周辺には大型店舗が並び、ショップやレストランなどがたくさん集まっている賑やかなところです。
週末のショッピングに訪れた家族連れやカップルなど、とても多くの皆さんがイベントに参加してくれました。

実施したプログラムは次の通りです。

○トヨタ ドライバーコミュニケーション同乗体験
○飲酒ゴーグルを使用した飲酒疑似体験
○インスタントシニア体験
○子どもの視野体験
○運転席からの視界の確認
○チャイルドシートの正しい取り付け方
○エアバッグ展開実演
○横転時の脱出体験


イベントの当日は晴天に恵まれ、最高気温20℃前後とずいぶん暖かい日でした。
さすが人気のショッピングエリアだけあって人通りも多く、
2日間で約3,000人の皆さんに参加していただくことができました。
また、同乗体験のコースが遊歩道に面していて、
見学している人も大勢いらっしゃいました。

上海では、エアバッグ展開実演と横転時の脱出体験が
新しいプログラムとして加わりました。


○エアバッグ展開実演LEXUS LS460hの実車を使用して、運転席のSRSエアバッグを実際に展開させ、エアバッグが瞬時に展開すること、
大きな音がすることなどを、目と耳で確認していただきました。
また、実演後、神野チーフインストラクターが適切なハンドルの握り方、
持つ位置によってSRSエアバッグの効果が発揮されること、あくまでシートベルトの働きを補助するものであることなど、
SRSエアバッグの正しい役割について説明を行いました。
やはり皆さん、興味があるのでしょう。実演時には、たくさんの人が集まりLS460hのまわりに人垣ができました。

○横転時の脱出体験
万一の事故などでクルマが傾いて停止した緊急時に、冷静に対応することの大切さに気づいてもらうプログラムで、
およそ30度に傾けたプリウスのドアを開閉して、開けるときの重さと閉じるときの軽さを体験していただきました。
体験された皆さんは、ドアの重さに驚かれた様子でした。

参加者の皆さんにとって、どのプログラムも新鮮な体験だったらしく、
特に、同乗体験や視界の確認は、軽い驚きを持って受け入れられたようです。

最近、中国の大都市圏では、クルマの急増に伴い事故が多発しているそうで、
上海市公安局では、イベントを行った日(11月25日)も含めて、
毎月25日を「上海交通安全宣伝日」と定められているとのことでした。
実際、市内を移動しているときも、あちこちでクラクションが鳴り、
バイクに乗る人もほとんどがヘルメットを被っていない状態で、
安全に対する感覚も日本とは大きく異なるようです。
そうした環境にあって、今回の交通安全体験活動は、
ずいぶん画期的なことだったように思います。


安全はみんなの願い。言葉や国の壁を超えて届くと思います。
今後、モビリタは、中国各地でも交通安全の輪を広げるお手伝いをさせていただきたいと思っています。

それでは、皆さん、もう師走。慌ただしい時期に入りますが、ゆとりを持って安全運転でいきましょう。