トヨタ セーフティスクール in モビリタを実施
2007年6月19日(火)、20日(水)。モビリタで幼児向け交通安全教室「トヨタ セーフティスクール in モビリタ」を実施しました。
「トヨタ セーフティスクール」は、1975年からトヨタ自動車本社のある豊田市周辺の幼稚園や保育園を対象に行われている幼児向けの交通安全プログラムです。これまでに21万人以上の参加者があり、モビリタでも昨年から富士スピードウェイのある静岡県小山町の幼稚園や保育園の子どもたちを招待して「トヨタ セーフティスクール」を行っています。
大型バスでモビリタにやって来た子どもたちは、さっそくモビリタの1Fで、映画を観ながら交通ルールのお勉強。保護者の皆さんは、2Fのレクチャールームで幼児の行動特性などを学習しました。映画を観ている子どもたちは、子どもながら真剣な表情。いっぽう2Fの保護者の皆さんも、真剣な面持ち。前向きな空気が漂っています。うれしいですね。
午前中のプログラムが終わると、ランチの時間です。
夏を思わせる太陽の下、みんなで思い思いに、お弁当を広げて、ちょっとした遠足気分ですね。とても楽しそうです。
ランチの後、子どもたちは、交通のルールをお勉強。保護者の皆さんは、運転席からの視界の確認や安全運転の心がけ、
チャイルドシートの正しい使い方などのレクチャーを受けました。
午後は、モビリタの屋外で、トヨタの交通安全キャラクター「クック」といっしょに
○横断歩道の渡りかた
○信号の意味と信号機のある横断歩道の渡りかた
○飛び出しの危険
など、道路の正しい横断方法を体験しました。
子どもたちの横断を見ていると、ほとんどの子が、まだまだ状況判断ができないようです。
クルマが停まって安全な状況になっても、横断を始めようとしなかったり、横断中、クルマが近づいてきても歩くスピードが
変わらなかったり、私たち大人の感覚とは、大きなズレがあります。
子どもたち、特に小学校にあがる前の彼ら彼女らは、私たちの交通社会で、まだ適切な判断をして安全に行動することが
できません。保護者の皆さんもドライバーの皆さんも、子どもを守るよう注意を払いましょう。
子どもたちが道路の渡りかたを体験している間、保護者の皆さんや引率の先生、モビリタのスタッフなど、
大人も全員、子どもたちの手本になるため、手を上げて横断歩道を渡ります。
その時に覚える、あの、うっすら照れ臭い感じ、恥ずかしい気がするのは、何故なのでしょうか?
手を上げるのが、何故、気恥ずかしいのか。考えても考えても、その答えはなかなか見つかりません。
でも、なんとなく安全意識というか、心の構えというか、安全運転にもつながりがあることのように思います。
手をピンと高くあげて横断する彼ら彼女らの姿に、ひとつ教わったような感じです。
もしかすると、子どもの手本になろうなんて、大人の奢りなのかも。
大人は、子どものピュアなところを見習うべきなのかもしれないですね。
ドライバーや保護者の皆さん。大人ですから、臨機応変、状況に応じた判断はあっていいと思いますが、ルールはルール。
子どもがマネするとキケンなことはやめましょう。よろしくお願いします。