イベント報告:竹・タケワールド
いま、里山で問題になっている竹林を実際に見てもらい、その竹林をノコギリで楽しく整備し、ナイフを使って、切った竹で自分たちの手で遊び道具を作って楽しもうと「竹・タケワールド」と題した、ファミリー向けのイベントを10月19日に開催しました
竹林を楽しく整備
「ノコギリは引く時に力を入れて」ゴリ、ゴリ、ゴリ
ノコギリなど使ったことのない子どもたちにも、やぎさん、ひげさんが使い方のレクチャー
「私にも・・・僕にも・・・できた」とノコギリの音が響き竹林の中はにぎやか
切った竹を外に出しますが・・・ツルが巻きついたものは出すのが大変
「そーれそーれ」とツルとの戦いみんなで声を掛け合いがんばりました
切り出した竹は剪定バサミでの枝払いをしますが、
刃物を使わなくても、竹の棒を利用してたたくように落とす方法もあります
やってみるとこれが爽快3歳の女の子でも安全に楽しくできました
子供たちの感想に「竹の棒での枝払いが一番楽しかった」とのうれしい声も
竹鍋オムレツ
ひと仕事した後はお腹がペコペコみんなでオムレツをつくります普段はフライパンを使いますが、
「竹・タケワールド」ということで、竹を鍋にしてジューシーオムレツづくり
竹トンボと竹ドリップコーヒー
子ども向けの「竹トンボをとばそう」コーナーでは、大人も交じって楽しそうに遊んでいました
大人向けに「もりカフェ」オープン
竹ドリップコーヒーに下づつみ「竹って何でもできることに驚き」の声も・・・
遊び道具づくり
竹林で切り出してきた竹を使い遊び道具をつくります
ナイフを使って、割る・削る、ドリルで穴をあけ、輪ゴムで止めれば大根テッポウの出来上がり
「お姉ちゃんなんかに負けないわ」 「パパ見てて」と的を目がけ必死に矢を引きます
初めて大根テッポウを飛ばすお父さんお母さん達も、目が真剣そのものですが、童心に帰って楽しんでもらえたのでは
最後にお父さんやお母さんに子どもさんの様子や感想を伺いました。
・普段からノコギリやナイフなどは危なくて持たせないが、嬉しそうで良い経験になった。
・嫌いと言っていたオムレツを喜んで食べていたり、すごく元気に活動していた。
竹運びも先頭で、竹トンボ飛ばしにも夢中になっていた。
・遊び道具を親子でつくることによって、より一層つくったものに愛着がわくと思いました。
今回のイベントを通して里山の本来の姿や、安全な刃物の使い方、自然との触れ合いの中から、森(里山)は楽しい所と感じてもらえたのではないのでしょうか
<文 やぎさん 写真 がっちゃん・けんけんP・ちーちゃん>