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トヨタの森 公式ブログ

イベント報告:「森の香り袋づくり」

2014.05.12 02:45

風薫るさわやかな5月7日、森は緑いっぱいです

森の緑を少しだけいただき、”香り袋”をつくりました


今日は『クンクンパワー』を使おうと新緑の森に素敵な香りを探しに出かけました

柔らかそうな緑の葉っぱからは、美味しそうなリンゴの香りがしてきました

もう少し奥に歩いていくと、スーとする香りが漂ってきました。

葉っぱを手で揉んでみると鼻に抜けるさわやかな香りです

「ゲンキが出そう」 「癒されそう」 と二つとも香り袋に丁度よさそうです

「少しだけちょうだいね」といただきました

どんどん奥に進んで行くと、枝先からツーと糸でぶら下がっている

小さなアオムシがいました

太い幹に白いイモムシが登ったり、下りたり忙しそう

葉っぱの上をゆっくり歩くシャクトリムシや、泣き虫顔のケムシもクネクネ歩いています

みんなどこへいくのかな~ぁ

勇気を出して1匹手の上に乗せてみました・・・「やったぁ~」でもドキドキです

「トカゲに、こんにちははじめまして」 と、ごあいさつができました


いよいよ香り袋をつくります。

葉っぱや細い枝を、ハサミで小さくチョキチョキ、いっぱい切りました

どんどん切っていくと、お部屋にいても森の中にいるような気持ちのいい香りで

いっぱいになりました レースの袋に入れて、ひもで縛って、ハイ出来上がり。

「できたよぉ~ぼくの香り袋」

鼻をくっつけて袋の香りを嗅いで、イメージをふくらませ、香りに名前を付けてみました

参加した方からはこんな言葉をいただきました。

「森の葉っぱからこんな匂いがするとは、びっくり」 や、

「今日つくった袋は ”アイピロー” として使います。毎日ぐっすり眠れそう」

いい香りは私たちの癒しにも健康にも役立ちそうですね

子どもたちも 「ぼくの切った葉っぱにアオムシがいたよぉ~」

「きっと ”はらぺこアオムシ” だったんだねぇ~」 と、お話ししてくれました

あっという間に楽しい時間が過ぎてしまいました、


<野鳥(ヤマガラ)写真提供 ひげさん>

今日の森にはアオムシ、ケムシがいっぱいでした。

木は、ムシたちに葉っぱを食べられないようにトゲがあったり、

ムシの嫌う色々な匂いを出したりして自分を守っているそうです。

木々たちは賢く森で生きているのですね

ケムシや昆虫はどうも苦手なの・・・とよく聞きます。

でも、アオムシやケムシはこの時期、森に生きる小鳥たちがヒナを育てるのに

なくてはならないもの。 森には ”むだなもの” は一つもないのです

木→葉っぱ→アオムシ→ヒナの餌→小鳥のフン→森の栄養→元気な木・・・と、

森の生きものはつながっているのですね

香り袋づくりから森のつながりが少し見えたようです


<文 けんけんP ・ 写真 ちーちゃん>