イベント報告:プロジェクト・ワイルド エデュケーター養成講座
みなさん、プロジェクト・ワイルド という言葉をご存知ですか?
プロジェクト・ワイルドとは、学校や野外活動において生きものを通じて環境を学び、
「自然や環境のために行動できる人」 を育てる環境教育プログラムです
もともとはアメリカで開発されたプログラムで、日本へは1999年に導入されました。
今回は、そのプロジェクト・ワイルドの指導者養成講座を実施しました
参加していただいたのは、
環境学習関連施設でスタッフをしている方や、保育士の方、
小学校や高校で教員をされている方など様々でした。
講師(プロジェクト・ワイルド上級指導者)は、
現在、豊田市自然観察の森でレンジャーをされている、猪俣寛さん
とても優しい語りかけで、やわらかい雰囲気の中、講座が進んでいきました
この講座の特徴は、理論でプロジェクト・ワイルドの概念を学ぶだけでなく、
プログラムを実際に体験し、実践してみる場があることです
体験では、頭を使うプログラムから体全体を使って動き回るプログラムなど様々。
「わー」 「きゃー」 と声が飛び交い、子どもに戻ったように楽しみました
体験後に、プログラムのたねあかしや、実施するときのポイントが伝えられると、みなさん納得
そして次は実践。
4~5人のグループで1つのプログラムを組み立て、他の参加者に実施してみる時間です
早速グループで話し合い、ストーリー決めから役割分担まで、入念な計画を立てました
計画ができたら、いよいよ本番
担当グループは指導者の立場になって他の参加者に説明をし、
他の参加者は体験する側になります。
実施後は率直な感想と、こうするともっと良くなるのでは?というアドバイスを書きとめて
担当グループに渡します
こうすることで、いろんな視点の意見を知ることができ、学びが深まるのですね
みっちり朝から夕方まで、盛りだくさんの内容で、心も身体も充実
修了証を受け取って、無事に18名のエデュケーター(一般指導者)が誕生しました
今回トヨタの森は、初めて主催者としてプロジェクト・ワイルドの講座を開催しました。
講師の方の進め方や、参加者のみなさんの取り組む姿を見て
私自身、勉強になることが多々あり、実り多き1日となりました
本番はこれからそれぞれの活動場所にどのように活かしていくかですね
講師の猪俣さん、参加者のみなさん、どうもありがとうございました