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なにとぞ Vol.3 〜このガンプラ不毛の地より愛を込めて〜

HGBF フェニーチェリナーシタ その14

2019.08.02 06:04

シールドのエッジ出しが終わっていませんが、他の部分もちゃんとエッジが出せるか確認も兼ねて手を入れる事にしました。今回のターゲットは膝とふくらはぎの緑のパーツです。

皆さん御存知の通りガンプラにはいわゆるバンダイエッジなるものがあります。今更感がありますがザックリと説明すると、斜めになったパーツのエッジが崖のようにストンとまっすぐ下に落ちるようなエッジになっている感じでしょうか。 1/100クラスであればそんなに気にならないのかもしれませんが、1/144サイズだと1mm前後の段差は大きいです。 

バンダイエッジの消し方ですが、一般的には二種類存在するかと思います。一つ目はストンと落ちたバンダイエッジの崖にパテやらプラバンやらを盛って面を延長する方法。2つ目はバンダイエッジの崖を削って面をツライチにする方法。 場所にもよりますが、ワテクシがよくやるのはこちらのツライチにする方法ですね。全面ヤスる際に一緒にやっちゃえるので手軽です。面を延長する方法だと、盛った所とそうでない所の境目が綺麗に整面出来なかったり、盛ったところが欠けたりするのが怖いのでワテクシは怖くてできません。

ちなみに面によってはその崖があった方が情報量が多い場合もあるし、デザイン的に消しづらい場合も多いです。 今回製作しているフェニーチェリナーシタさんには形状的に特に思い入れがあるわけでもないので、エッジがキレッキレになっていればどんな形になろうともワテクシ的には気になりません。 って事で、まずはヒザのエッジをキレッキレにしたものがこちら。 

こちらは1つ目の方法でバンダイエッジを斜めの面ごと削り落としました。まだヤスリがけをしてないので削った部分が凸凹してます。

次に太もも横のフィンの様なパーツも同様にウスウス攻撃をしました。 ウスウス攻撃はもちろん目立たない裏側からやります。 ウスウス攻撃とは言っても実際に薄くする必要はなく、表面と裏面の間に存在する面が消して見た目が薄く見えるようになれば充分です。 この手の作業ではデザインナイフや超硬スクレーパーを使用してカンナがけします。 ついでに各表面と表面の間に存在する微妙なC面も消しました。場合によりC面が有った方が情報量がアップしていい事もありますが、今回はフェニーチェリナーシタさんをキレッキレに見せたいので中途半端なC面は消す事にしています。

これが結構地味な作業なんですよね〜。そして不用意にヤスるとキリッとしまった平面やらエッジを出すどころかボコボコにして本末転倒な結果になりかねないという恐ろしい作業・・・。

初心者のワテクシにはちょっと難易度高いんですが、まぁこれも経験値アップのためです。