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大船渡・佐々木にU18抑えプラン ・・・

2019.07.31 03:20

 日刊ゲンダイDIGITAL 


 【転載終了】


 ■大船渡・佐々木にU18抑えプラン 

 星稜・奥川に先発酷使懸念 

 公開日:2019/07/31 


 花巻東との岩手大会決勝で登板を 

回避した最速163キロ右腕・大船渡 

(岩手)佐々木朗希(3年)の狂騒は、 

まだ終わらない。 

佐々木は29日、岩手大会の準優勝 

報告のため、国保監督らと大船渡 

市役所を訪れた。 

U18高校日本代表1次候補に選出 

されているため、今夏の韓国遠征 

(8月30日~)が次の舞台となる 

可能性が高い。  


 U18代表を率いる永田監督は 

今年4月、第1次候補による 

「国際大会対策合宿」を行い、 

紅白戦で佐々木の163キロを 

目の当たりにした。 

「日本一のその先に世界一を狙う、 

こちらの意図は選手たちに伝わっ 

たんじゃないか」と話していたが、 

世界一になるために佐々木をフル 

回転させるのか。  


 大船渡では過保護なまでに大事 

にされてきた。 

すでに日本ハムが1位指名を公言 

している逸材でもある。 

岩手大会4試合で29回を投げ、 

9安打2失点、7四球、51奪三振。 

投球数は計435球だった。 

4回戦で最速160キロをマーク 

したものの、 

「ぶっ壊れる可能性が高いと判断した」 

と国保監督が決勝の登板を回避させた 

ほどだ。 

代表での起用法についてもさまざまな 

制約がつくのは想像に難くない。 

永田監督としても、勝てば甲子園の舞台 

で投げなかった投手を代表戦でフル回転 

させるわけにはいかないだろう。


 巨人は29日に行われたスカウト会議 

で、長谷川スカウト部長が 

「(高校時代の)大谷君も見た。確かに 

大谷君もすごかったけど、佐々木君の方 

がすごいと思う」とベタ褒め。 

同部長と武田チーフスカウトの2トップ 

は、韓国で行われるU18ワールドカップ 

に現地視察することが決まっている。 

ドラフトの超目玉に対する注目度は増す 

一方だけに、永田監督は春の合宿以降、 

このスーパーエースをどう起用するか、 

頭を悩ませてきたという。  


 「たどり着いた落としどころは、大事 

な試合、短いイニング限定の抑え起用案。 

もちろん試合間隔を空けながら、最大限 

の注意を払って登板させるしかないでしょ 

う。大船渡の国保監督が甲子園のかかった 

決勝の登板を回避させたのに、もし代表戦 

でコキ使って故障でもさせようものなら、 

日本中から何を言われるか分かったもん 

じゃない。ただし、代表の大会がない春 

に異例の合宿を実施したのは、高野連も 

永田監督もそれだけこの大会にかけて 

いるということ。そうなると、佐々木の 

代わりにフル回転するエースが必要に 

なります」(球界関係者)


 ■藤浪、今井酷使の過去 


 そこで浮上するのが、星稜(石川)の 

奥川恭伸(3年)である。 

今秋ドラフト1位候補のエース右腕は 

28日、14奪三振、最速153キロ 

の熱投で、4季連続となる甲子園切符 

をたぐり寄せたばかりだ。  


 「地方大会中、全国を行脚しながら 

視察を行っていた永田監督は 『この

大会はとにかく勝たなきゃいけない。

将来性より何より、今戦力になる勝てる

選手をメンバーに選びたい』 と力説し

ていたそうです。潜在能力はともかく、

奥川が佐々木と決定的に違うのは、

甲子園常連校で鍛えられている こと。

昨夏、2年生でただひとりU18 

メンバーに選出された経験値に加え、 

現時点での実力や完成度も『高校四天王』

 の西(創志学園=岡山)や及川(横浜= 

神奈川)より上。永田監督は佐々木では 

なく、奥川を中心とした先発ローテを 

組むはずです」(前出の関係者)  


 これまでの「U18」でも、 歴代の

監督はエースをフル回転させてきた。 


 花巻東の大谷(エンゼルス)が岩手 

大会準決勝で160キロをマークして 

話題になった2012年。 

世界選手権で指揮を執った日大三(西東京) 

の小倉監督がいい例だ。 


  「初戦のカナダ戦に先発した大谷が 

3失点して試合に敗れると、すぐに 

見切りをつけた。制球が安定せず、勝て 

る投手ではないと判断したからです。 

小倉監督はそれ以降、大谷ではなく、 

甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭・ 

藤浪(阪神)を中心としたローテを

組んだ。甲子園の決勝まで投げていて

疲労が残っているのは百も承知。それ

でも 強豪校で鍛えられているし、何より

勝つ ことを優先した。大谷は打者に

専念させ、 次に投げさせたのは、最終戦

となった 5、6位決定戦でした。16年

夏の 甲子園を制した作新学院(栃木)

今井 (西武)もしかり。甲子園後の

アジア 選手権で指揮を執った元・拓大紅陵

 (千葉)の小枝監督(故人)も同様で、 

今井をフル回転させた。疲労困憊にも かか

わらず、試合前のブルペンで 100球以上

の投球練習をする今井を 誰も止めなかった

日本ベンチに仰天した メジャースカウトは

『人殺し!』って 叫んでいたほどです」 

(プロ球団スカウト) 


 奥川も中日をはじめとした複数球団 が

1位候補に挙げる逸材だけに、プロの

スカウトはヒヤヒヤしながら 起用法を見守る

ことになりそうだ。 


 【転載開始】 

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 高校球児も地元ファンも甲子園が最終目標 

になっているということもあるのでしょうね。 

そのような面から見れば、大船渡の監督は 

勇気ある英断だと思います。 


 地区予選から甲子園決勝までの連投は世界 

では考えられないことでしょうね。 


  肩を酷使するので、選手生命は短いのでは?  


 ここでも、日本の常識は世界の非常識 

となっているんですね。  


 このようなことを見るにつけ、やはり 

島国なんだなと思う今日このごろ。