臓器は善悪をジャッジしない
わたしは顔の反射区から脳へ働きかけることによって、その人が本来持っている自然治癒力を高めることを生業としているのですが、いろんなクライアントさんの顔、あるいは足を触っていると、面白いなあといつも思います。
顔はいわゆる『その人の地図』です。
ツイッター(@geekgeek4)でもちょっと言っていたのですが、過ぎた感情は様々な臓器に影響を及ぼし、それが顔に反映されます。
例えば 悲しみは肺経/大腸経(西洋医学でいうところの消化器官)
怒りは肝経/胆経(肝臓、胆嚢)
喜びは心経/小腸経(心臓と小腸)
鬱屈としたものは胃経/脾経(胃、脾臓)
恐怖は腎経/膀胱経(腎臓、膀胱)
といった具合。どこにどんな影響が出ているかをわたしは指二本で、探検家のように探っていきます。
見た目でも分かりやすいのは、顔のどこがどう膨らんでいて、皺がどこにくっきりと刻まれているか。
ほうれい線が深い人は大腸と胃にきているな、とか、色々です。オタク仲間に多いのは眉間上あたりの三角の膨らみ。明らかに骨格ではないもの。
ここは脳の中でも『前頭葉(物を考えるところ)』で、考え事が多い、頭の中が忙しい人に多く見られます。加えて胃や脾臓の反射区に大きな滞りが見られれば、楽しい妄想でというよりは、日々なにか持続的なストレスがあるとか、原稿中でタスクが多くて脳が疲れている、という風に見たりします。
さて、『楽しいことっていいことなのにどうして身体に悪影響を及ぼすの!?』と質問を受けたことがあります。
ゴルフでホールインワンを決めた人があまりの喜びにやったー!と言ってそのままグリーンで倒れた話などがありますが、これは東洋医学的に考えてみると
『過ぎた喜びによって心臓に大きな負荷がかかったのではないか』ということになります。
そういったことから、大きな喜びも、深い悲しみも、腑が煮えくりかえるような怒りも、臓器にとっては『大きな衝撃』でしかないのではないか、とわたしは考えています。
脳は善悪をひとまず置いておいて、その衝撃の大きさをそれぞれの臓器に「なんかデカいのが来たで!」と伝えているに過ぎません。
本来、何事もバランスが取れている状態が「ちょうどいい」を作り出すはずで、喜びが善で悲しみや怒りは悪だ、ということもないはずなんですよね。
感情豊かな人間に生まれてきて、現代社会に生きる上で、それぞれの感情に「いいこと」「悪いこと」と決めつけているだけだとしたら、あなたが今喜んでいるとしても、怒っていても、悲しんでいても、すべて平等に大切にすべきものです。
そしてそういった、何かしらの『大きな衝撃』によって生まれた滞りを放っておかず、きちんとケアすれば、人間それなりに健康に過ごせるはずなんです。もちろん、食や生活習慣も臓器に大きな影響を及ぼすので、食生活の見直しなども含めてですが。
脳はターミナルとして存在しているとして、他の臓器はそれ自体が感情ととても深いつながりがあるので、手や足、顔からちょっとでもケアすることによって、上手に感情ともお付き合いしてほしいなということで、たまにツイッターで反射区を紹介している次第。
感情が臓器に影響を及ぼすということは、逆も然りですので、肝臓が弱りすぎると怒りっぽくなったりします。
皆さまに置かれましては、反射区を押して「ここ痛〜い!アハハ!ヤバいわ〜!」で終わるのではなく、ハミガキや入浴と同じように続けていただければ幸い。積もり積もった身体の弱まりは一度やそこらでは改善するのは難しいです。
継続は力なり! 自分じゃもうわからん、おまえがドカンと一発やってくれ、という人は会いに来てくださればと思います。
でも日々どう過ごすかが一番大切ですので、オタクはホント早く寝てくれよ!!寝ないと臓器も休めないぞ!!!
▽『オタクよ、健康であれ!』
フェイシャルリフレクソロジーを主軸に、コスモアイ、ニューロフットリフレクソロジー、ディエン・チャン、エメットテクニック他を組み合わせ、その方に必要なことを必要なだけ
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