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エキウミ:茅ヶ崎のローカルインタビューメディア

「Payme(ペイミー)はあくまでも入口」 “信用はあるけどお金がない若者”がチャンスをつかめる世界へ

2019.08.04 21:00

(前回の記事はこちら → なぜ、いまの時代に給与即日払いサービスPayme(ペイミー)が必要なのか。代表の後藤道輝さんに聞いてみた。


■夢を諦めない構造をつくりたい


――― 後藤さんはお金のない若者に寄り添われていると感じたのですが、どうしてそこに熱意があるのでしょうか。


後藤 僕、ダンスをやっていたんですけど、仲間がお金を理由に夢を諦めている姿を見ていたんですね。

世界一位になった人は大きな舞台に立つダンサーになれても、世界二位の人は飲食店で働いて、どんどんダンスができなくなっていく様子とか…


――― 厳しい世界ですね。


後藤 もちろんその人の実力次第というのもあるんですけど、そもそもの構造を変えればもっとチャンスを増やせるんじゃないかと思ったんですよね。

学生だとお金がなくて大会に出れないということも実際ありますし。


――― 夢をあきらめる原因の一つにお金があると実感されたのですね。


後藤 そうなんです。「あんなに上手い奴がもう踊ってないなんて!」という悔しい気持ちと、自分がダンスの世界に引き込んだ負い目もあって、なんとかしたいと思ったんです。

あと僕、生まれ育った土地柄が少し特殊で、小学校のときはクラスに様々な事情を抱えた子がたくさんいたのも影響していると思います。


――― 土地柄、いろんな人が集まる環境だったんですね。


後藤 そこで都心にはないお金の価値観を肌で感じていたことも大きいですね。


――― その経験があるからこそ、Payme(ペイミー)が誕生したんですね。


↓学生時代の後藤さん(画像左)


後藤 もともと都心にいる人には、Paymeって正直あまり関係ないと思うんですよね。

山手線の輪っかの外の人たちが、健全な消費活動と資産形成ができるような構造にしたいなと思っています。


――― 都心にいない人たちの健全なお金の構造をつくりたいと。


後藤 ええ。“信用はあるけどお金がない若者”に対してできることってまだまだあると思うんです。

たとえば、北海道のカフェで一生懸命3年間アルバイトしていて、東京の大学に合格した高校生がいたとしますよね。


――― はい。


後藤 過去の仕事ぶりがわかるデータがあれば、その子に、「北海道では時給850円だったけど、東京に来たら渋谷のカフェで時給1200円からスタートしませんか?」ってオファーを出せるはずじゃないですか。


――― おお。


後藤 さらにその子が大学で短期留学をしたいとなったら、「あなたは信用できるから30万円貸しますよ。返済は卒業後に内定先から30万円もらいますね」と、プチ奨学金みたいなサービスも実現できると思っていて。


――― 面白いですね!


後藤 そういったことをやりたくて、あくまでも入口としてPaymeをやっているんです。


――― あ、そうなんですね。その構想が先にあってのPaymeだったんですか。


後藤 そうなんです。いまのPaymeは、“信用はあるけどお金がない若者”との接点を増やしたいという考えと、「足りないお金の元手って給料が一番確実だよね」という考えからやっているサービスなんです。


――― すごく考え込まれたサービスですね!少額が欲しいときは、すでに働いたお金を必要な分だけ受け取ればいいし、まとまったお金が必要なら、信用をもとに就職先の給料から補えばいいと。


後藤 はい。いまの後払いサービスやローンって、お金が回収できなくなったときは、口座を差し押さえるしかないんですよね。

差し押さえたところで働いてないとなると、仕事の世話も必要になります。


――― 過去のアルバイトの実績に応じた次の仕事のオファーや、奨学金サービスがやりたくて、その入口としてPaymeを始めたということなんですね。


後藤 はい。そして目指しているのは単体のサービスではなく、電力会社やガス会社みたいなポジションなんですよね。

Paymeはお金を受け取る入口として、そしてお金の出口は他社のいろんな決済サービスと連携して選べるようにしたいんです。


■歴史の教科書に載るほどの金融の再発明をしたい


――― そこまで先を見すえている後藤さんの、最終的な夢を伺えますか。


後藤 夢は“歴史の教科書に載る事業”にすることです。

たとえば100年後の東大入試問題に「給料日を廃止した金融の再発明 Payme」って出てくるようになりたいです。


――― 時代の価値観を転換した企業にしたいということですね。


後藤 はい。そしてそうなるためには、僕がもっと成長しなくちゃいけないし、もっと仲間を集めなきゃいけないんです。

なので、もしこの記事を見てPaymeが気になった方は、ぜひTwitterでDMをください!

もちろん茅ヶ崎の方も大歓迎です!


――― 仲間募集中ということなので、気になった方はぜひ連絡してみてもらえたらと思います。給与やお金の価値観を変えていくというのは苦労もあるかと思いますが、すごく今後が楽しみになるお話でした。インタビューは以上です。ありがとうございました。


↓Paymeの仲間とともに


(おしまい)




EKIUMI SPECIAL TALK】Paymeの後藤道輝さん

・第1話 なぜ、いまの時代に給与即日払いサービスPayme(ペイミー)が必要なのか。代表の後藤道輝さんに聞いてみた。

・第2話 「Payme(ペイミー)はあくまでも入口」 “信用はあるけどお金がない若者”がチャンスをつかめる世界へ




▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter

2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」)。


▼編集 はつこ(TwitternoteInstagram

1995年生まれ。茅ヶ崎出身のフリーライター。大学卒業後、EC事業者に入社。2018年にフリーランスへ転身。主に商品やサービスの紹介記事を執筆。noteにてコラム、エッセイ、小説を更新。38℃を文章の設定温度とし、熱すぎず、半身浴のようにじんわりあたたまる伝え方を研究中。


▼編集アシスタント 蒼山静花(Twitter

3歳の頃から茅ヶ崎に住み、大学卒業まで20年在住。ビジネス系WEBメディアの編集・ライターとして従事しながら、好きな音楽や旅行に関する文章の執筆も行う。現在は都内在住ながらも、地元に貢献したく「エキウミ」に参加。